月に40時間、60時間、さらには80時間の残業は当たり前、毎日朝から晩まで仕事に追われて帰りは終電。家に帰っても疲れて寝るだけ、もう肉体的にも精神的にもボロボロ。
上司から大量の仕事を押し付けられて、自分の仕事もできない、プライベートも全くない。ほんといいように利用されているだけかも・・・
自分は一体なんのために働いているんだ…
これは数年前のわたしです。
なので、残業が多くて辛い、仕事を辞めたいって人の気持ちすごく分かります。多い月なんて100時間以上残業をしたこともありますので。
そんな私が残業ばかりの仕事を辞めて良かったこと、転職して正解だったと思うことを書きました。
仕事なんて探せばいくらでもありますが、あなたの身体は一つです。
会社のために働く事よりも健康を最優先してください。
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このまま残業ばかりの会社で働き続けた先に何が残るのか?
わたしの経験談を話しておきます。
毎日残業ばかりの仕事に追われて月に40時間の残業なんて楽な方と思えるような環境で働いていました。
しばらくはこの過酷な状況の中で仕事をがんばっていたのですが、さすがに心も体も限界にきて転職という決断をしました。
このまま仕事ばかりの人生を定年まで続けた先に何が残るのか自問自答したんですよ。
で、将来、自分のサラリーマン人生を振り返ってみて後悔しないか自問自答した答えは「NO」でした。
自分や家族との時間を犠牲にしてまで会社に貢献する価値ってなんなのか?
キャリアップのため?
会社の成長のため?
それも出世のため?
あのとき、残業しまくって良かったと思える将来が待っているのでしょうか?
あなたも自分に聞いてみてください。
一生、この残業ばかりの会社に務め続けて幸せなのか?
答えが「NO」なら早めに辞めて転職することをおすすめします。経験者としてこれは断言しておきます!
一度、体調を崩すと会社に復帰したり再就職するのが難しくなると感じます。
以前の過酷な労働環境がトラウマになってなかなか社会復帰できない人も多くいますからね。
私は自分や家族との時間すらない、仕事だけの人生から脱したことで、今は残業に苦しむことなく仕事が出来ているし、当時よりは幸せになったと感じています!
では実際にどのような労働環境だったのか。残業ばかりの会社での経験談と転職にいたるまで、転職後の変化について紹介するので、同じ悩みを抱える方の参考になれば幸いです。
忙しくて帰れない残業と、する必要の無い残業どちらもすごいストレスだった
私はこれまでサービス業、配送業、パソコン関連、SEなど様々な職種、家族経営の会社など経験してきました。正社員で働いていた職業もあれば派遣社員だったものもあります。
当時はどの仕事も全く残業がない事は有り得なかったですね。
これは職種によっても違うと思うんですけど、看護師の友達は残業代は出ないサービス残業は当たり前と言ってるし、金融系(銀行)で働いている友人は夜19時くらいに住宅ローンの借り換えの営業に個人宅を回ってると言ってました。
世の中に楽な仕事なんてないですけど、違和感を感じるほど過酷な環境である場合は問題です。
そして私も以下の事に違和感と不満を持っていました。
部下に仕事を押し付けて定時後にダラダラ遊んでいる上司
その会社の上司や先輩はほんとに何もしない人たちで、自分の仕事を部下に押し付ける人でした。
私が自分の仕事を終えて帰ろうとしたら、新人のくせに先輩や上司より先に退社するの? って雰囲気なんですよ。このパターンって結構多いはず。
で、みんなそんなに忙しいかというとそうでもなくて、パソコンでゲームやネットサーフィン、雑談ばかりで仕事なんかしてないんですよ。
それで人に仕事を押し付けて残業を強いるなんておかしいですよね。しかも当時はサービス残業で残業代ももらえませんでした。
強制的に残業させられてお金ももらえないなんて、マジでブラック企業ですよ。
また仕事終わりに付き合いで飲み会に参加するのも憂鬱でした。なんで好きでもない上司とどうでもいい話をしなきゃならんのか?
「これって結局仕事と同じじゃん残業代くれよ!」って感じです。
この会社の「若いもんは残業するのが当たり前」みたいな訳の分からない風習が大嫌いでしたね。家に帰っては転職、求人情報をいっつも見てました。
でも多いんじゃないでしょうか?
- 上司が残業してて気まずいので先に帰宅できない
- 家に居場所がないので残業したがる人がいる
- 残業するのが偉い・すごいと考えている人がいる
こんな状況の人。
わざと残業して給料を稼ぐのも自分には合わなかった
それから転職して派遣社員として働いていた頃の話です。この職場は給料が時給制だったので残業代を稼ぐ為にわざと仕事をゆっくりする人たちが多かったんです。
当時の年収は200万円もいかないくらいでしたかね。この時の仕事はきちんと残業代は付いていたので、残業をすればする程給料が上がってました。
で、この派遣の仕事はチームを組んで行なう仕事だったので、みんなでその日の業務を協力して行って早く終わればみんなで帰れるって流れだったんです。
でもいかんせん月給が安いのでみんな仕事を遅くしたりタバコ休憩に何回も行ったりしてダラダラ仕事してたんですね。わざと残業して給料を稼ぐってやつです。
結婚して子供や奥さんを養っている人もいたので少しでも残業して稼ぎたい気持ちは分かるんです。正直私も年収が低くかったのでお金は欲しかったんですけど、そんな仕事のやり方に違和感を感じてきたんです。
プライベートな時間を削ってわざと会社に残ってダラダラ仕事をするのって全然楽しくないでしょ。
だから私はチームの中でも真っ先に帰ってましたね。給料には不満があったけどわざと残ってまで稼がなくてもいいやって。
この職場はわりと年下や同年代の人たちが多く、また他人が早く帰ろうが自分が残って稼げればいいという雰囲気だったので、早く帰る事に抵抗はありませんでしたね。
私がこの会社を辞めて転職した理由は、仕事ができる人間が給料が安く、ダラダラ仕事をしている人間の方が給料が高かった事です。
もちろん評価制度もありましたが、残業して稼いだ方が圧倒的に給料は上でした。同じチームの人との残業時間の違いは月に50時間ほど。
私の場合、残業1時間が1,000円くらいだったので、1,000円×50時間=5万円
仕事を早く済ませている自分より、ダラダラ残っている人の方が5万円も給料が高いんですよ。そりゃーやる気もなくなるでしょ!
それで転職しました。
とにかく忙しくて帰れない、休めない
派遣を辞めた後に入った会社はこれまでとは違い、とにかく忙しくて帰れない職場でした。
パソコン関係の仕事をしてたんですけど、SEやプログラマーって深夜帰宅や終電に間に合わず会社に泊まって翌日も通常業務をこなす事が多い職業なんです。
さらに通勤に何時間もかかる職場だったら最悪ですよ!会社に泊まったほうが睡眠時間を確保できますからね。
また休日も電話がかかってきて急に呼び出されたりすることもしばしばありました。ほんと最悪で、家に帰ったあと夜中の12時くらいに電話をかけてくる奴もいました。
俺をなんだと思ってるんでしょうかね。ロボットじゃないですよ。
はっきり言って仕事自体は好きなんですが、いかんせん忙しすぎてプライベートな時間なんて全然ないし、休みの日に電話が鳴るとビクッとして落ち着かないんです。
同じ職種やシステムエンジニアの方は経験された事があるかもしれませんね。
この会社は残業代はきちんと付いていましたが、お金を使う暇がないくらい忙しく、不規則な生活で体調を崩しがちになったので転職しました。
一度会社を辞めようと思うと、当然やる気も無くなりますし、新しいプラスの発想って出てこなくなるんですよね。
この時はとにかく辞める理由を考えて自分に言い聞かせるみたいな感じになってました。
そんなこんなで違和感を感じる、自分に合わない環境を変え続けていたら5回も転職してました。
でも今はそれを早めに決断して良かったと思っています。
忙しい毎日でなかなか新しい職を探す時間がないけど、それを言い訳にしていたら変わることはありません。当時はとにかく、土日休める会社や残業が少ない会社を探してました。
転職して残業のストレスから解放されてよかったこと
このようにいろいろあって、いい職場に恵まれず様々な職業を転々としてきましたが、今は残業も少なくこれまで勤めてきた会社よりもいい環境で働けています。
それでは私が転職して良かったと思っている事を書いていきますね。
体調が良くなった
まずはこれ。
やっぱり人間働きすぎると体調を崩します。肉体的な疲れもそうですけど、精神的にも疲れてきます。
無理して頑張りすぎると会社に行く事がままならなくなり、結局辞めてしまったり、長期的に休まないといけなくなってしまいます。私も仕事に行くのが嫌で嫌で憂鬱な時期もありましたが、こうなってくるとヤバイですよ。
仕事って体が健康であってできる事ですから、まずは肉体的にも精神的にも健全でないとダメです。
これまでは食事や睡眠の時間も不規則、精神的なストレスも多く体調を崩しがちでしたが、今では健康に過ごせてます。
また肉体的な事であれば若いうちはある程度の無理は利きますけど、年を取ってくると体が言う事をきかなくなるので、早めに決断して良かったと思ってます。
これがまず私が転職して良かったと実感している1つ目です。
プライベートな時間が持てるようになった
これまでは会社の付き合いや残業で家に帰るのも遅い、休みの日も電話があるなどプライベートなんてないような日々でした。
やっぱり仕事とプライベートな時間はきっちり分けるべきだと思いますね。
仕事で溜まったストレスを発散する為に友達と遊んだり、リフレッシュに出かけたりするのはすごく大切でメリハリを持ってやんないと疲れるんです。
また奥さんや子供さんがいる場合は、家族との時間がないのも辛いですよね。家計のためにお金を稼ぐことは必要ですけど家族だってみんな休みの日は一緒に楽しく過ごしたいと思っていますよ、きっと。
これまでの残業ばかりの会社に勤めていたら、子供と遊ぶ時間なんて無かったでしょうね。ほんと社畜、会社の為に働いて終わる人生だったと思います。
今は家に帰る時間もそう遅くないし、休みは休みできっちり区別できているので自分の時間、家族との時間を持てるようになったことが転職して良かった2つ目の理由です。
社風に満足している(スキルの評価と人間関係)
会社の社風って大切ですよね。もちろん給料も大切なポイントですけど、社内の人間関係であったり、きちんと仕事を見てくれて評価してくれるって一番大事かもしれません。
だって以前務めていた派遣の会社で「仕事を早く終わらせた人よりも、ダラダラ残業している人の方が給料が高い」ってあり得ないでしょ。
どんだけ社員の働き方を管理職が把握してないのって感じですよ。きちんとスキルや能力を評価してよ、じゃないと真面目に仕事してる人が損するっておかしいでしょ。
また無理に飲み会に付き合わされたり、先輩よりも先に帰るのかよ!っていう社内の雰囲気もなくしましょう。
そんなことばっかりでしたけど、今はきちんと仕事を見てくれて評価してくれる、やったらやった分だけ自分に返ってくる所が仕事のモチベーションアップになってます。
ダラダラ仕事して残業代を稼ぐなんて事をせずに、スキルを上げて自分の腕で稼ぐ方が100倍やりがいがありますよ。
もちろん残業している先輩方もいますが、先に帰りづらい雰囲気はないです。今の会社では朝の朝礼と定時の終礼があるからです。
終礼が終わったら仕事が残っている人は残業し、帰る人は帰ってOKなので気兼ねなく退社してます。こういう社風や職場の雰囲気って大切です。
これらが私が転職して良かったと思える3つの事です。
残業が多い会社はブラック企業?残業時間の目安と違法の基準
わたしがこの残業が多い会社に勤めていた時は、取り締まりもなくゆるゆるでした。
しかし、ブラック企業で鬱になったり体調を崩す人が多く、それがニュースやネットで取り上げられるようになってから時間外労働の基準が明確になり 大企業では2019年4月~、中小企業では2020年4月~その規則が適応されるようになりました。
原則として月45時間・年360時間を超える残業を社員にさせてしまった場合は、罰則として「6カ月以下の懲役」または「30万円以下の罰金」が科されるようになり、程度によっては、厚生労働省によって企業名を公表されます。
企業としては名前を公表されたら、ブラック企業であることを世間に知らせられることになるので気を付けますよね。
最近でこそ残業への取り締まりが厳しくなったのでそれを守る企業も増えてきましたが、それでも45時間であれば毎日2時間は会社に残って仕事をしているということです。
社員を大切にしない会社なんてダメでしょ
私と同じく残業が多く、仕事に疲れている方へ、社員を大切にしない会社は早めに見切りをつけて転職した方がいいです。
これ本当ですよ!
残業が多い理由は、
- 人手が足りないので忙しい
- 自分だけ業務負担が大きすぎる
- 業務以外の雑務に時間を取られる
このような状況があります。でもこれって人員を増やしたり、設備やシステム投資で解決できる問題なんですよね。
もし会社があなたのことをきちんと考えてたら、業務の負荷が減るように社員を増やすとか何かしら対策してくれるはず。
でも、現状でそれをしていないということは、社員のことを考えていないか、人材や設備に投資するほど会社が儲かっていないかのどちらかでしょう。
そんな会社に居続ける理由ってありますか?
ずっとこのまま残業しまくりで体調崩したら責任とってくれるの?って感じです。
当然そんな会社は倒れても知らんぷりするでしょうね。ほんと怖い怖い…
そうなって大変なのは会社じゃなくて自分です。そうなる前に何か対策しとかないと大変ですよ。
残業ばかりの毎日を抜け出す為には会社が変わるか自分が変わるか
残業ばかりの毎日を抜け出す為には会社が変わるか自分が変わるしかないんですよね。
私も会社を辞めようと思っていた時、いい求人が見つかったら辞めようとか、この条件の職業が見つかってからにしようと思っていました。
それで適当にハローワークのホームページを眺める日々を送っていたら、そのまま1年間ズルズル辞めずにいたことがあります。
その間に会社が変わることはありませんでした。
いよいよ限界が来て本気でやらないとずっとこのままだと思って火が付いたんです!
どうでしょう、会社の環境はこの先変わりそうですか? 今だけ急がしくて帰れないのか、年中残業ばかりなのか考えてみて下さい。
今を乗り越えれば大丈夫という方は、映画やスポーツなど趣味でストレス解消するのもおすすめです。泣いたり笑ったり何かに没頭すると結構ストレス解消になりますからね。
環境が変わることがなさそうなら自分が変わるしかない
- 社長が人員を増やしてくれない
- 業務を効率化するシステムを入れてくれない
- 無駄な作業が多すぎる
このように会社側が対策を打ってくれないなら自分が変わるしかありません。
自分ができることとしたら、効率の良い働き方を心がけることくらいでしょうか。
ただ、そもそも人員が足りていなかったら一人でできることには限界がありますし、それをあなた一人が抱え込む必要はありません。
また残業が多くて悩んでいる時点であなたなりの対策をしているはず。
自分でできる範囲の対策がない、この先も残業が減ることはなさそう、もう限界で今の会社を辞めたいとも思っているなら転職しましょう。
厚生労働省が言っている時間外労働の上限である月45時間、年間で360時間を原則とした36(サブロク)協定を守れていない、上限ギリギリを行っているような会社は早めに見切りをつけて辞めるべきです。
私の場合はもう耐えられなくなったので転職しましたが、やっぱり最初に何か行動を起こすのが一番難しくて、それをやってしまえば後はトントンと事が進みどうにかなるんですよね。
この最初の行動を起こすのが一番勇気が必要で難しいです。でも何か行動を起こさないと何も始まらないし、何も変わりません。
私も勇気を出して行動を起こしたことが今に繋がっています。毎日残業で削られていく貴重な時間がほんと勿体なかった、早く辞めときゃよかったと後悔しています。
残業が多い原因は何なのか明確にして対策を打つ
わたしが残業ばかりしていた原因は、
- とにかく忙しい
- 自分だけ先に帰りづらい雰囲気の職場
でした。
残業が多いって悩んでいる人は、まずはなぜ帰れないのか明確にしたほうが良いです。
- 社員みんな忙しいのか?
- 自分にだけ忙しいのか?
- 暇だけど帰りにくいのか?
その原因に対して対策する必要があります。
ただ経験から自分ができることって限られます。会社のルールを変えるのは至難の業だし、一番効果的なのは転職だとは思います。
残業のない毎日っていいもんですよ
想像してみて下さい、定時に上がって自分の好きなことができる毎日っていいですよ。
だから一生この会社で終わっていいのか?
こんな毎日をいつまでも続けられるのか?
よく考えてみて答えがNOなら真剣にで自分の時間がゆっくり持てる会社を探すことをおすすめします。
過労の方がニュースでもよく話題になっていますが、会社の為にそこまで消耗するなんてもったいないです。
私も毎月何十時間も残業してきましたけど、勇気を出して転職したおかげで今は楽しく仕事ができてます。
もし行動を起こさなければ、これまで通り残業ばかりの毎日が待ってるだけ。
あなたと同じような経験をしてきた私が言うので間違いないです。マジで残業のない毎日って良いもんですよ。
私と同じ辛い思いをしてるあなたがこの記事を読んで楽しく仕事ができるよう願っています。
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