子育て

子供の通学路での不審者対策を真剣に考える!

ランドセルをからった小学生

仕事が終わって家に帰ると「今日の朝、登校する時に怖い事があった」と小学生の娘が言ってきました。

聞いてみると朝の通学時に知らないおじさんに「ちょっとこっちおいで!」と声をかけられ、手招きされたとのこと。

えっ?知らないおじさんに声をかけられた?と私もビックリしました。

娘は怖くなってたまたま近くにいた同じ小学校に通っている男の子に声をかけ助けを求めたら、そのおじさんは走って逃げたそうです。

走って逃げて行ったそうなので、近くに車を停めていたのか、どうやって来たのかなどは不明です。

一体その男性の目的が何だったのか分かりませんが、小学生に「ちょっと、こっちおいで」と声を掛け、さらにその後走って逃げた時点で不審者ですよね。

たまたま近くに男子小学生がいたから良かったものの、1人だったら連れて行かれていた可能性もあります。

娘もその後怖くなり、通学路に旗を持って立っている保護者の方に報告したそうです。その保護者の方もすぐに小学校と警察に通報し、学校でも全生徒に担任の先生から注意するよう話があったとの事でした。

やはり知らない人に声をかけられるなど不審に思う事が合ったらすぐに学校や警察に報告した方が良いでしょうね。

どんな些細な事でも親としては心配ですから、情報を共有するため、パトロールを強化してもらうためにも知らせておく事が大切だと思います。

それにしてもほんと怖いですね。子供の誘拐や監禁などの事件がニュースで放送されていますが、決して他人事じゃないと思いました。

小さいお子さん、中学生、高校生の年頃の娘さんを持つ親御さんは本当に心配だと思います。

子供の通学時の安全対策は車やバイクなどとの交通事故だけでなく、不審者にも改めて気をつける必要があると痛感しました。

また学校だけでなく夜塾に通っている場合も帰りが遅くなると思いますから注意が必要です。

そこで不審者に対するリスクを軽減する、通学路の安全対策を考えてみたいと思います。子供が犯罪に巻き込まれない為に一緒に考えてみましょう。

子供の登下校時の安全対策

通学路の写真

自宅近くから学校までスクールバスが送り迎えしてくれれば安心ですが、我が家のように小学校まで徒歩で通ったり、バスや電車を使って登校されているお子さんもいらっしゃるでしょう。

その場合、学校や駅やバス停までの通学路は気をつけないといけません。ここでは交通安全ではなく不審者に対しての対策案で考えたことを紹介したいと思います。

人通りが少なく暗い道は通らないこと

小学生の娘が声を掛けられた通学路の道は細く、民家が立ち並んでいる場所でした。住宅やアパートはその道沿いに沢山あるものの人通りはほとんどありません。

その道から少し路地に入ったら全く人気もないため危険だと感じました。
また街灯もないため夜になると真っ暗です。

この道は小学校までは最短距離で行けるのですが、安全性を優先して少し遠回りにはなりますが、中学生や高校生が自転車でよく通り、車の交通量も多い道を通うようにさせました。

通学路で子供が不審者に会わず安全に登校するために、

  • なるべく人通りが多く人目に付きやすい道にする
  • 街灯やコンビニなどのお店があり夜も明るい道にする
  • 細い路地は通らず広い道を通うようにさせる

ただ自転車や車の交通量が多い道では交通事故に気をつけましょう。

集団で登下校する

不審者に声をかけられた日は娘1人で登校していました。やはり1人でいると危ないですね。しかも女の子は特に注意が必要です。

今回はたまたま近くに男子生徒がいたため声を掛けることができましたが、周りに誰もいなかったら連れ去られたり車に乗せられても分からなかったでしょう。

ちなみに警察庁によると不審者による声かけが多く発生している時間帯は、登校時である8時台と下校時の15時〜17時台が最も多いようです。やはり登下校時が一番狙われやすいようですね。

声掛け事案の発生時間帯:警察庁資料

また声をかけられやすい子どもの年齢は小学生が断トツに多いようです。幼児は親と一緒にいる事が多いですし、中学生になると小学生よりは体も大きく反抗しやすい、防犯に対しての意識や知識もあるからでしょう。

声掛け事案の対象となった子どもの学年:警察庁資料

ということで、登下校は1人ではなく近所の子供たちや友達と一緒に行くように伝えました。

またどうしても一人でいかないといけない場合はなるべく親が安全な道までついて行ってあげると安心ですね。やはり複数でいると相手も手を出しずらいでしょうからね。

服装に気をつける

夏の薄着の時期や下着が透けて見える、スカートが短いなどの服装には注意が必要です。
これは子供だけだなく大人の女性も気をつけてください。

変質者を興奮させないために奇抜な服装はさせない方がリスクは軽減できるでしょう。

大人であれば自分で対策できますが、小学生や小さい子供にはまだ分からない事もありますので、親が注意して気をつけてあげて下さい。

うちの娘は気に入った洋服があるといつもそればっかりになり1日おきくらいに同じものを着続けます。これって不審者にも顔や服装を覚えられ目を付けられるきっかけになるのではないかと思いました。

不審者って不特定の人に声を掛けるのか、狙った子に声を掛けるのか分かりませんが、あまり目立ちすぎたり覚えやすい服装も危険なのかなと感じたところです。

あいさつ運動をする

普段から子供には人に会ったら挨拶するように教えています。あいさつは人とのコミュニケーションとして当たり前の事ですが、実は防犯対策にもなるんです。

このあいさつ運動は小学校や自治体など多くの地域が実施しており、不審者は挨拶されると「顔を覚えられたかもしれない」「この地域は防犯意識が高い」と警戒するそうです。

確かに近所の人の顔も知らない地域より挨拶して交流のある地域の方が防犯に対しても効果高いでしょう。

子供だけでなく大人達もすすんで挨拶するようになれば、見た事のない人の顔にもすぐに気づくようになるはずです。

親や地域みんなで子供を見守る

わたしは今回の件以来、毎朝途中まで子供達を見送るようにしました。嬉しいことに近所のお母さん方も声をかけてくれて、交代で見送りをしています。

どうしても1人だと負担が大きいですし、下校時は仕事で行けないため対応できる方にお願いしています。

毎日送り迎えするのが1番安心ですが、皆さん仕事に行く時間もありますし、少しは子供達のことを信頼することも大切かなと思っています。どこまでやってあげれば良いのかは悩むところです。

また私の住んでいる地区には登校時と下校時に、ボランティアでおじいちゃんおばあちゃんたちがパトロールや旗を持って車の交通量の多い交差点に立ってくれています。

交通事故防止には非常にありがたい取り組みですが、人通りの少ない通学路などには立っていないためその辺はお願いしてみようかと思っています。

やはり子供自身が出来ることにプラスして大人たちもしっかりと見守ってあげる環境が大事だと思っています。そのため近所や地域でしっかり団結して安全な地域を作る必要があります。

不審者に声をかけられたら「いかのおすし」

防犯標語いかのおすし

この防犯の標語は学校で子供達も習っていると思いますが、万が一不審者に声をかけられた時のために「いかのおすし」を見直しておきましょう。

知らない人にはついて行かない

知らない人について行かない

「いかのおすし」の「いか」は行かないです。
知らない人に声をかけられてもついていかないように教えてあげましょう。

不審者は子供が興味のある事など巧妙な言葉で誘ってきます。

  • 道を教えてくれない?
  • お菓子買ってあげる
  • おもしろいゲームがあるんだけどやらない?

とにかく誘いにはのらないようにしっかり伝えてあげて下さい。

知らない人の車に乗らない

知らない車に乗らない

「いかのおすし」の「の」は乗らないです。
声をかけられても知らない人の車には絶対乗ってはいけません。

不審者は

  • お母さんのこと知ってるから家まで送ってあげる
  • お父さんがケガしたから病院まで送ってあげる

など巧妙な嘘をついてきますので、騙されて車には絶対乗らないように教えてあげて下さい。
合わせて怪しい誘いにものらないように気を付けましょう。

危ないと思ったら大きな声を出す・大声で叫ぶ

大声で叫ぶ

「いかのおすし」の「お」は大声を出す・叫ぶです。

何かあったら大声を出して誰かに知らせるのが一番ですが、実際にいきなり声をかけられたり、腕をつかまれるとビックリして声が出ません。怖くてひるんでしまう事の方が多いでしょう。

そのために大きな音のなる防犯ブザーを持たせておきます。娘が小学校に入学した時は学校から支給されました。小学生だったらランドセルに付けておきましょう。

また防犯ブザーはすぐに電池が切れたり、子供がランドセルを家に帰って投げたりすると故障しやすくなる(うちは1年で壊れました)ので毎日音が鳴るか確認して下さい。いざという時に動作しなければ意味がありませんからね。

その場からすぐに逃げる

すぐ逃げる

「いかのおすし」の「す」はすぐ逃げるです。
何か怪しいと思ったら話をせずにすぐに逃げるように教えてあげましょう。

近くにコンビニやスーパー、ガソリンスタンド、タクシー会社など人が集まる場所があればそこに駆け込むのが安心です。防犯カメラが付いているお店もあるので犯人や不審者は嫌がるはずです。

またお家や事業所に「子ども110番のマーク」を貼っている所があります。

子ども110番マーク

一度子供と通学路を一緒に歩いてどこに子ども110番マークが貼られているか確認しておきましょう。そして何かあったらそこに駆け込むように教えてあげて下さい。

大人に知らせる

すぐに知らせる

「いかのおすし」の「し」は知らせるです。
とにかく些細な事でも話をするように教えてあげて下さい。

学校や警察、地域で情報を共有しておいた方が防犯意識も高まりますし、予防にもつながります。

うちの娘は通学途中に立っているパトロールボランティアの方にさっき声をかけられた事をすぐに伝え、その方が学校と警察に連絡してくれました。このすばやいやり取りは非常に重要だと思います。

以上が不審者に会った時の対策です。しっかり「いかのおすし」を子供に教えておきましょう。

子供と大人で行なう防犯・安全対策まとめ

上記の安全対策をまとめると、

  • 人通りが少なく暗い道は通らせない
  • なるべく1人で登下校させない、集団で行動させる
  • 服装に気をつける
  • 地域みんなであいさつ運動をする
  • パトロールや送り迎え、子供110番の家に参加するなど親や地域みんなで子供を見守る
  • 子供に不審者に声をかけられた時のために「いかのおすし」を意識させておく

子供と親、地域の大人が一緒になってみんなで子供達を守っていきましょう。

子供に持たせておきたい防犯グッズ

いざという時のために子供に防犯グッズを持たせておきましょう。学校の登下校や塾通いにもあった方が安心です。

防犯ブザー

まずは防犯ブザーです。これは必ず持たせておいた方が安心です。ランドセルに付ける事ができて、子供でも簡単に使えるものが良いですね。

うちの子の防犯ブザーは音が出なくなり電池を入れ替えてもダメだった為買い直しました。

娘はもっとカワイイデザインの方が良かったようですが、音量や使い勝手を考えてこれにしました。コンパクトで使いやすく人気の商品です。ぜひ一個は持たせておきましょう。

また定期的に音が鳴るか、電池の確認もして下さいね。

また電池切れの心配も無く、いざという時の為に役に立つ防犯用のホイッスルもおすすめです。こちらも一つ持たせておくと安心です。震災時にも使えます。

子供向け携帯電話

キッズケータイの画像

子供用の通話とメールができる携帯電話です。オプションにはなりますが、GPS機能で親のスマホから子供の位置情報が確認できます。

月額料金もそれほど高くないので、学校まで距離がある、塾で帰りが遅くなる場合も持たせておくと安心ですね。

「docomoのキッズケータイ」はこちら

「auのマモリーノ」はこちら

「SoftBankのみまもりケータイ」はこちら

子供向けのスマートフォン

小学生、中学生でもスマホを持っている子が増えてきました。上記の携帯電話ではなくスマホを持たせようと思っている方にはTONEがおすすめです。

リアルタイムで子供の居場所が分かりますし、スマホで使用できるアプリや時間帯も制限できるので安心して持たせることができます。

詳しくはこちらの小・中学生におすすめのスマホで紹介していますので参考にしてください。

セキュリティのプロが子供の安心を見守る ココセコム

ココセコム

セキュリティのプロであるセコムが行なっているココセコムというサービスです。

緊急時にボタンを押すとオペレーターと電話でやり取りができたり、GPS機能でパソコンや携帯から子供の位置情報を把握できます。またセコムの警備員が現場に急行してくれるのも心強いサービスです。

セコムなので料金が高そうですが、インターネット申し込みなら月額900円~と以外にリーズナブルです。これを持っておくと安心感が違いますね。2週間のお試しもあります。

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