仕事と子育ての両立って難しいですけど、今になってもっと子供と関わる時間を増やしておけば良かったと後悔しているタシテクです。
なぜそんなことを思ったかというと、先日、小学4年生の2分の1成人式があり、そこで10歳の娘から「今まで病気やケガの時も看病してくれて、元気に育ててくれてありがとう」と書かれた手紙をもらったんです。
素直にうれしかったんですけど、子供が小さい時は仕事に追われ子育ては妻が負担することが多かったため、そんな感謝の言葉をもらうことに罪悪感を感じました。
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今になってもっと子育てに参加しておけばよかったと後悔している
うちは共働きでお互いに仕事をしていましたが、私に関しては7:3いや8:2くらいで仕事の比率の方が大きく、とても子育ても両立していたと言える状態ではありませんでした。
そのことに関して妻にも申し訳ないと思っていますし、娘に対しても小さい時にもっと一緒にいる時間を作ってあげられずにごめんねと思っています。
なので私みたいに、
- 仕事が忙しくて子育てに関わる時間がとれない
- もっと子供といる時間を作りたいけど稼がないといけないので休めない
- 会社が子育てに理解がない
こんな感じで仕事と子育ての両立に悩んでいる方、その大変さは分かります。でも経験者の私が今思うことは、仕事には代わりがいるけど子供にとって親は自分しかいないということ。
そしてそのことに早く気付き環境を整えておくべきだったということです。
仕事と子育ての両立ができなかった原因
先ほど仕事と子育ての比率を書きましたが、なぜそのバランスが偏りすぎたのか。子供を育てるということに関して、私自身の考えが未熟だったこともありますが、それ以外に原因があります。
残業の多い会社に勤めていた
結婚した当時に勤めていた会社は出張や残業の多い会社で、家に帰るのが9時や10時は当たり前。先に仕事から帰ってきた妻が子供の面倒を見て家事もこなしてくれていました。
そんな感じだったので子供と遊ぶどころか寝顔を見ることの方が多く、疲れもあって夜泣きにすら気づかない状態でした。
家族が生活していく、子供を育てていくには収入は必要です。でも働く時間と家族と接する時間のバランスが重要なんですよね。
だって子供の寝顔しか見れないような働き方って、いくら家族のために稼いでいるといっても悲しすぎると思いません?
子育てに理解ある企業じゃなかった
残業ばかりで業務も忙しい会社だったので、子供のことで休むと言い出しにくい雰囲気、子育てに理解もありませんでした。今でも覚えていますが、妻と子供がインフルエンザにかかった時に休みが欲しいと上司に相談したんですね。
その時の上司の言葉が「忙しいから無理、無理」
妻までダウンしていたので看病してあげたかったのですが、上司からは一言で却下されました。
赤ちゃんや小さな子供はよく発熱や体調不良を起こします。それで相談したことが一度や二度じゃなく何度もあったんですが、休めないし早く帰れない。
従業員が未婚者ばかりだったこともあるかもしれませんが、そういったことに対応してくれる体制も整っていませんでしたし、それを理解してくれる上司でもなかったことにガッカリしたのを覚えています。
今でこそ男性の育児休暇があったり、休んだ人の仕事をカバーする体制を整えている企業も増えてきてると思いますが、当時は今に比べて理解が足りなかったし、そんな会社を選んだこと自体失敗だったと後悔しています。
子育てに関して企業としても理解がないと赤ちゃんや小さいお子さんを持つ人は仕事がしづらいですし、職場の同僚らにも迷惑をかけてしまうという思いでいたたまれなくなるんですよね。
そんな会社にいたんじゃ仕事と子育ての両立なんて無理です。
親がイライラして余裕がないと子供にも悪影響
このように毎日忙しいうえに休みもとれない会社だったので、結果的に妻に負担をかけ子供にも悪影響だったと思います。親に甘えたい時期に関わる時間が短く、病気の時も付き添ってあげられない。そして子育てのほとんどを妻が負担していたため体力的にも精神的にも辛かったと思います。
お互いどちらかの負担が大きすぎると夫婦喧嘩も増えるし、親がイライラすればそれが子供にも伝わり、子供に対しての態度も横柄になりがちです。これが子育てに悪影響なのは間違いないですよね。
そういったことも多々あったので、その会社は辞めて転職しました。これらの失敗を踏まえて、仕事と子育てを両立に悩んでいる方がいれば、ぜひ早めに手を打って子育てしやすい環境を整えておくことをおすすめしたいですね。
仕事と子育ての両立ができる働き方をするにはどうすればいい?
じゃあどうすれば子育てと仕事を両立することができるのか。子供を2人育ててみて、たくさん苦労もしてきて思うことは以下のようなこと。
- 夫婦で話し合い、協力する
- 家事の負担を減らす、無理をしない
- 働き方を見直す
- 給料以外でお金を稼ぐ
将来のことは夫婦で話し合い、子育てにベストな環境を早めに整えておく
やはり今振り返って思うことは、しっかりと将来のことを夫婦で話し合い、子育てにベストな環境を整えておくことが大切ということです。
私の場合だと、転職前の仕事は残業が多くて家に帰るのも9時や10時は当たり前。しかも給料も安く子供を育てていくには心細い年収でした。
このように不安材料があるのなら早めに行動を起こして対策を打っておいた方がいいですね。実際に我が家は収入が低かったため妻も子供が産まれる一週間前まで仕事をしてくれて、生後3ヶ月から保育園に預けて仕事復帰しました。
大きなお腹で働くこと、産後の体力がない状態で仕事するのがいかに大変だったか今考えるとほんと頭が上がりません。
子供を作るタイミングや産まれてくる時期は事前に分かります。なので今の仕事や生活環境のまま子育てをすることに無理はないかきちんと考えておいたほうがいいです。
家事は時短できるように機械やサービスに頼る
仕事に育児、それに家事までしていたら体力も持ちません。夜泣きで睡眠時間が減り、授乳やオムツ変えなどでこれまで自由だった時間も削られます。例えば哺乳瓶を煮沸消毒したり、うちの場合は紙オムツじゃなく布オムツを使っていたので、汚れるたびに手洗いしていました。
こんな感じで夫婦2人の時よりやることが増えるわけですから、時短できるような家電製品を使ったり家事代行サービスにお願いするのも一つの方法です。
掃除はルンバがやってくれるし食器だって食洗機が洗ってくれる時代なので、少しでも自分たちの負担を減らした方がいいです。体力的にも精神的にも余裕がなくなるとイライラし、その矛先が子供に向かい悪影響ですからね。
洗濯物が溜まっていても部屋が汚れていても大した問題じゃありません。たまには毎日の家事から解放されてリフレッシュする時間に使ったり、子供と接する時間に充てることも大切です。
現状の働き方を見直す
仕事と子育ての両立で一番重要なのが働き方です。私のように残業ばかりで子育てにも理解のない会社だったらすごく苦労します。
なのでもし残業が多い、給料が少ないなど仕事の不安材料があるのなら、勤務時間や曜日調整や昇給など働き方を上司や社長に相談してみるといいでしょう。
昔に比べて理解のある会社は増えてきていますから、相談してみる価値はあります。でも相談に応じてくれない、会社が理解を示してくれないのなら私みたいに転職するのも一つの方法です。
例えば、
- 子育支援や理解のある会社で働く
- 在宅勤務できる企業を探す
このような働き方ができれば、子どもが熱やけがで病院に行かないといけない場合も休みやすいですし、在宅勤務できるのであれば、保育園や幼稚園に預けなくても自宅で面倒をみながら仕事ができます。
といってもこのような職場を見つけるのは簡単じゃありませんよね。主婦の方がどれくらい働いているとか、どんな支援や対策を行っている会社なのか内部事情を知るのは容易ではありません。
そこで活用したいのが転職エージェントです。プロのアドバイザーにサポートしてもらうことで自分では知り得ない情報も得ることができます。
子育てと仕事を両立しやすい環境で働けるのか、理解のある企業なのか重要視したいことを伝えて転職サポートしてもらった方が、確実に希望にあう企業に出会える可能性は高くなります。
詳しく知りたい方はこちらも合わせて読んでみて下さい。
関 連 ガチで転職を成功させたいならこの5つの転職エージェントをおすすめする!
給料以外で収入源を確保しておく
例えば宝くじで1億円でも当たれば働かずに子供と一緒にいることだって可能です。つまりお金があれば働く時間を子育てに充てられるんですよ。
そのためには早めに貯金しておくのも一つの方法ですし、おすすめは給料とは別の収入源を確保することです。
給料とは別の収入源があれば仕事を長期間休んだり、勤務時間を減らす、辞めることだってできますからね。また先ほど書きましたが、家事を代行してくれるサービスをより活用できたり便利な家電を買う余裕もできるわけです。
私も副業でブログを始めましたが、実際にお金を稼げるようになって会社に依存する気持ちがだいぶ無くなりました。10年前に給料とは別に収入があれば、働き方を変えたりもっと子育てに対しても余裕を持って取り組めたのかなと思います。
なのでぜひ収入源を複数確保することをおすすめします。
手のかかる小さい時期に子供と関わることはすごく大切
今回子供からもらった手紙で過去の子育てと仕事の両立について振り返ってみました。
子供の成長って今しか見られませんから、少しでも関わる時間を取らないとすごく勿体ないし、後になってぜったい後悔します。会社では代わりに仕事をしてくれる人はいますが、子供にとって親はあなたしかいませんからね。
もちろん子供を育てるためには働いてお金を稼がないといけません。でも仕事の比重が大きすぎて子育てにあまり参加できないのはならバランスを保てるような方法を見つけるべきです。それで私は後悔してますから。
仕事に育児に家事までこなすのは容易じゃありませんが、子育てを後からやり直すことはできないので、後悔しないように夫婦協力してぜひ楽しんでみてください。