おすわりしているトイプードルの写真

トイプードルを飼いたい、すでに飼っているけどしつけ方が分からないという飼い主さんへ、ケースごとにしつけ方のポイントを紹介します。

トイプードルをおすすめする理由でも書きましたが、他の犬種と比較しても頭がよくトイレや芸もすぐ覚えるので、初心者でも難しくないと思います。

実際に我が家でもトイレやお手などの芸を覚えさせるのに、そこまで苦労した覚えがないです。

とはいっても、ワンちゃんの性格にもよると思うので、気長に愛情を持ってしつけを教えてあげてくださいね。

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トイプードルのしつけ方をシチュエーションごとにチェックしてみよう

トイプードルを購入したブリーダーさんや知り合いのペットショップ屋さんから、しつけについて言われたのは以下のようなことでした。

①愛犬から信頼を得る
②愛犬から尊敬を得る
③愛犬に対して愛情を注ぐ

これらを意識してポイントを押さえておけば難しい話ではないので、各シチュエーションごとに詳しく見ていきましょう。

1. トイレを正しく行わせるしつけやトレーニング

トイプードルのケージ

愛犬へしつけで飼い主が一番気になるのが、トイレのやり方やトレーニングだと思います。

トイレのしつけができなければ部屋や家の中が汚れて匂いも気になりますし、洗濯など後片付けも大変ですからね。

うちのトイプードルも我が家に来たばかりの頃は、カーペットやソファの上でおしっこやウンチをすることがありました。まぁそれも許せる可愛さなんですけどね。

でもそれもほんのわずかな期間で、すぐにトイレはマスターしてくれました。

以下は我が家が実践していたトイレのトレーニングのステップです。

  • 起きてすぐやご飯を食べた後など、トイレをしたそうなタイミングでシートに連れて行く
  • シートの上できちんとできたら褒める
  • 上手くできなくても叱らない

特に朝や食事後はトイレに行くことが多いので、そのタイミングでケージに入れておいてもいいと思います。

それできちんとできたら出してあげる感じですね。もし失敗しても怒らず、諦めずに取り組んでいれば必ずマスターします。

うちのトイプードルの場合は、サークル内は2週間程度、サークル外は1ヶ月〜2ヵ月程度で覚えてくれましたよ。

トイレのタイミングを把握して誘導してあげると良い

最初はトイレを失敗することがあると思うので、どんな状況やタイミングでうまくできなかったのか意識しておくといいですね。

そうするとを先ほども書いたように朝起きてとか、食事後にトイレに行くことが多いなど、トイプードルの生活スタイルが分かってきます。

他にも、うちのリビングには段差があってトイレが段差の下にあるんですが、おしっこやうんちをしたいときは、こっちを見て下に降りたそうにします。

それで下に降ろしてあげると、きちんとトイレで用をしてくれます。

自然と「このタイミングでトイレがしたいだろうな」というのが分かってくると思うので、その時に連れて行けば利口な犬種なので、だんだんと理解してくれますので焦らなくても大丈夫です。

ポイントとしては朝起きてやご飯の後だけではなく、「クルクルと回っている」「あちこちの匂いを嗅いでいる」といった行動はおしっこやウンチをしたい合図なのでトイレシートまで連れて行きましょう。

ちなみにうちのトイプードルはおしっこシートが汚れすぎているとそこではトイレをせずに、他の場所ですることが多々ありました。

誰でもそうですけど汚いトイレじゃ用を足したくないですよね。なのでこまめにトイレシートも変えてあげましょう。

生後5ヶ月頃は少し難しい

子犬の頃に正しいしつけをすればすんなりと飲み込んでくれますが、生後5ヶ月のトイプードルには以下のような特徴があります。

  • ホルモンバランスの変化が激しくなって反抗期に突入する
  • 歯の生え変わりによる痛みで飼い主の言うことを聞いてくれなくなる
  • 成犬が本来持っている権勢本能が徐々に現れる

このような理由でしつけが難しく、思うようにトイレトレーニングがうまくいかないかもしれません。

人間の思春期や1、2歳児のイヤイヤ期みたいなものですので、イライラせずに愛情を持って接してあげて下さい。

失敗続きで怒ってしまうのは逆効果で、ワンちゃんとしては「トイレをしたから怒られた」と誤解します。

それが原因でおしっこやウンチを我慢して健康状態が悪くなったり、おもらしを隠したりするようになるので、焦らずにゆっくりと取り組んでトイプードル自身が穏やかな生活を送れるようにしてあげて下さいね。

2. 食糞に対するしつけ

ドッグフードを食べているトイプードル

ペットショップのワンちゃんで自分のウンチを食べてしまう子を見たことありせんか?

もしくは飼われているトイプードルがそうしていませんか。

私が購入したところのブリーダーさんも言われていましたが、そういった相談に来る飼い主さんも結構いるようです。

犬が自分のウンチを食べる原因

子犬の時ほど食糞は見られやすい行為です。その原因を見てみましょう。

  • 自分が出した糞からドッグフードの匂いがする
  • 子犬は好奇心が旺盛で冒険の一環として食べる
  • 食事が単調だったり量が足りなかったりしている
  • 飼い主に叱られないように隠す代わりに食べる
  • 栄養不足で消化器系が未発達だったり異常が見られたりしている
  • 抗生物質などの医薬品による一時的な異常行動
  • 母犬の場合は自分達の巣の中を衛生的に保つ二次的な意味がある

上記のように、トイプードルを食糞に駆り立てる要因は意外と多く、これに対してどのようにしつけをすれば良いのか悩みますよね。

本能的な行動であれば自然と解消されますが、普段の食事など日常生活に原因が潜んでいることもあるので、愛犬に応じた対策が必要となります。

食糞の解消方法

対策としては、

  • 毎日与えているドッグフードの量を見直す(年齢の目安よりも少ない場合は増やす)
  • エサを変えて症状が出た場合は合っていない可能性があるため元のエサに戻してみる
  • ストレスが溜まっている愛犬の場合は、散歩や遊びの時間を増やしてあげる
  • トイレのしつけができなくて叱っていると食糞の原因となるので絶対に怒らない
  • 薬や抗生物質による影響で投薬が長くなると予想される場合は獣医師に相談する

食糞自体は病気ではなくても見ていて気持ちが良いものではありませんし、肝機能不全や消化器系の寄生虫の可能性もあります。

なので、治らない場合はペットショップやブリーダーさん、動物病院で相談してみましょう。

3. 甘噛みをやめさせるしつけ

おもちゃで遊んでいるトイプードル

子犬のトイプードルは甘噛みをよくします。人間の赤ちゃんでもそうですけど、なんでも口に入れたがるんですよね。

その原因には以下のような理由が考えられます。

  • 好奇心旺盛で気になるものを噛むことで確認している
  • 歯の生え変わりで歯や歯茎がムズ痒くなっている

噛むという行為を全てやめさせることはできませんし、無理に噛むことをやめさせると歯が上手く抜けなくなります。

しかし、甘噛みを許していると飼い主さんよりも自分の方が強いと学習し、成犬へと成長していくにつれてだんだんと本気噛みになっていくのでしつけは重要です。

我が家のトイプードルも4ヶ月に入ったくらいから噛む力が強くなり、こちらが痛くて噛まれた指を引いてしまうことが多々ありました。

では甘噛みをやめさせるためにどのようなしつけをすれば良いのでしょうか。

トレーナーさんによってしつけ方の意見は違う

実際に我が家がしつけ教室で習って実践していたことは、

  • 手や指を噛んできたら「痛い」「ダメ」と大きな声を出す、それでやめないようならケージに入れて目を合わせずに無視をする
  • 噛む玩具を用意し、噛んでも大丈夫なものとダメなものの区別を付けさせる

このように噛んだら遊んでもらえないと思わせるようにしつけています。

他にも

  • どうしてもやめない時は犬の顔を押さえ付け、目を見ながら本気で怒っている様子を出す
  • 目を見て痛いと言い聞かせ、指先で鼻を弾いたり鼻先を摘まんだりする

このようなしつけ方もあり、やり方はトレーナーさんごと異なります。

実際にしつけ教室で教わったことと、トイプードルを購入したブリーダーさんとでは意見が違いました。

愛犬にとってどちらが良いのか飼い主が決めれば良いと思いますが、我が家では犬の口を押さえたり怖がらせるような事はやっていません。

ちゃんと噛んでいい物と悪い物の区別はできるようになります

子犬であってもきちんと根気強くしつけを教えてあげれば、「人は噛んだらダメ」「おもちゃであれば大丈夫」と判断できるようになります。

あと言葉で叱る時ですが、家族によって言い方が違うとワンちゃんも戸惑ってしまうので、「ダメ」「痛い」など言葉は統一しておきましょう。

また、甘噛みをさせるおもちゃを幾つもダメにしてしまうため、硬いものを選ぶ飼い主さんが多いようです。

ただし、生え変わったばかりの歯や乳歯の表面は柔らかく、傷が付いたり傷んだりしやすいので十分に注意してください。

4. 無駄吠えをやめさせるしつけ

トイプードルの写真

無駄吠えがあまりにも多すぎると他人や周囲に住んでいる人へと迷惑がかかるので、毎日のしつけできちんと直さなければなりません。

マンションや集合住宅であればお隣さんのことなど気になりますよね。

トイプードルは小型犬なので声も小さく無駄吠えも少ないのですが、興奮して遊び始めると大きな声で「ワン」と叫ぶこともあります。

吠えるということは飼い主に何か訴えかけているサイン

人間のように言葉が話せないトイプードルにとって、吠えるという行為は飼い主に何か訴えかけている時です。

ではどのような理由で犬は吠えるのか幾つか理由を見てみましょう。

  • 守られている環境でも何かに恐怖を感じて身を守ろうとしている
  • 散歩で見知らぬ犬と出会った際に家族や自分の身を守るために威嚇している
  • 「ご飯が食べたい」「おやつが欲しい」など自分の要求を通そうとしている(要求吠え)

本能で吠えているケースもあり、ある程度は致し方ない状況もあります。だからといって他の犬が散歩をしない時間帯に出掛けさせるのは良くありませんし、色々な犬や人と触れ合って経験を積ませるのは大事です。

そこで、シチュエーションに合わせてトイプードルにどんなしつけをした方が良いのかチェックしておきましょう。

甘えさせすぎないように教える

  • 何かを欲しがっている時の要求吠えには応えない(要求を通すと自分が優位だと感じて吠える行為は次第にエスカレートしやすい)
  • 家のチャイムが鳴って吠える時は家族が何回もチャイムを鳴らして家に入り、知らない人が来るわけではないと学習させる
  • ケージの中に入れた時に吠える場合は構って欲しいサインで、大人しく入ることができたら大好きなおやつをあげる
  • 一人で留守番をしている時に吠える場合は寂しいサインで、家の中でずっと構うのではなく一人で過ごす時間を増やす
  • 無駄吠えがいつまで経っても直らない時は、トイプードルの目を見ながら「ダメ」と落ち着いた声で言い聞かせる

「無駄吠えは不満を感じている合図だ」と考えてワンちゃんの要求ばかりのんでいると、飼い主とペットという主従関係がだんだんと崩れていきます。

一度逆転した主従関係を見直すのがトイプードルのしつけでは重要で、即効性を求めずにゆっくりといけないことだと教えてあげましょう。

5. 散歩をする時のしつけ

走っているトイプードルの写真

トイプードルは室内犬ではなく元々は元気に外で動き回る犬種なので、家の中だけではなく外でも散歩をしてあげた方がいいです。

うちの場合は共働きで週に一度くらいしか外に連れ出していませんが、やっぱり家のなかだけだと少しかわいそうです。

遊び好きで活発なトイプードルが家の中だけで過ごしているとストレスが溜まりやすので、出来ることなら1日に10分間〜15分間程度の散歩を複数回に分けて行くのがおすすめです。

それにトイプードルは警戒心が強くて神経質な性格で、社会性を育むためにも散歩をして色々な人や犬と出会う経験をさせる必要があります。

外で散歩させる時の注意点

以下では散歩へと出掛ける際に、どのような流れでしつけをすれば良いのかまとめてみました。

①初めて散歩へと行く時はリードを引っ張り過ぎずに自由に歩かせる

②立ち止まってしまっても愛犬の思うがままにさせる

③自ら歩いて飼い主さんを引っ張るように自主性が出てきた段階でしつけに入る

④今度は飼い主さんが愛犬を引っ張って散歩をする状態に変える

⑤リードを引っ張りながら「前方に飼い主」「後方にトイプードル」という構図を作る

⑥前に出てきたら静止させて後ろに戻るように指示する

⑦飼い主が方向や道順を決められるようになればワンちゃんは後からついてくる

主従関係を理解させるには散歩が適しており、毎回ルートや歩くスピードを変えたりするのがポイントです。

散歩は楽しいことだと教えてあげる

また、散歩嫌いなワンちゃんに対しては「良いこと」「楽しいこと」と覚えさせなければならず、リードに慣らさせることから始めましょう。

①いきなり外へと出掛けるのではなく家の中でリードを繋ぐ

②括りつけて落ち着いた様子が見られたらご褒美におやつを与える

③家の中を軽く歩いてみて散歩の予行練習をする

④部屋の中での訓練が終わった後に外へと出掛けてみる

このような流れでしつけていれば自然と散歩嫌いを克服できます。

首輪を嫌がるワンちゃんもいるので、子犬の時から首輪をつけて慣れさせておくといいでしょう。

我が家のトイプードルでは経験していませんが、散歩の時間や回数が少ないとストレスで脱毛の量が増えたり突然吐いたり、といった症状が出る子もいるようなので、定期的に身体を動かしてあげて下さい。

まとめ

トイプードルは頭の良い犬種なので比較的簡単にしつけも覚えてくれると思います。

もし覚えが悪くても人間の赤ちゃんや子供と同じように、すぐに叱らずに根気強く教えてあげることが大切です。

決して叩いたりせずに優しく教えてあげて下さい。そしてきちんとできた時はちゃんと褒めてあげて下さいね。

もし、しつけ方が分からない、悩んでしまう場合はしつけ教室に行ってみるのもおすすめです。

私が通っている動物病院ではしつけ教室もやっていて、分からないことはいろいろ質問しています。

飼い主と愛犬お互いが良好な関係を築くためにぜひ頑張ってみて下さい。