- エサの選び方や食事の回数
- 環境の作り方
- 体のメンテナンス
- 散歩の頻度
- 予防接種など
トイプードルを飼い始めるにあたって最初は分からない事だらけですよね。特に子犬だと人間の赤ちゃんと同じで神経を使うものです。
わたしはペットは飼ったことがありましたが、犬を飼うことは初めてだったので最初は分からないことだらけで不安の連続でした。
ここでは初めてトイプードルを飼う初心者の方へ、わたしが経験で学んだ飼い方や育てる時に押さえておきたいポイントを紹介します。
この記事を読んだ人の不安や疑問が減り、愛犬と安心して暮らすための参考になれば幸いです。
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トイプードルを飼う前、育てるにあたって知っておいた方が良いこと
これからトイプードルを飼う初心者の方が、知っておいた方が良いことをまとめました。
一緒に安心して暮らすために、ぜひ読んでみてください。
飼う前に必要な物と環境の準備をする
まずはトイプードルを家族の一員として迎えるために、必要な物と環境を準備しておかなければなりません。
人間の赤ちゃんだってそうですよね。洋服からミルク、寝る時の布団やベビーカーなどいろいろと必要になります。
でも最初から全てのグッズを買い揃える必要はなく、子犬の成長や飼い主のライフスタイルに合わせて少しずつ付け足していけばOKです。
詳しくはこちらの記事にまとめているので読んでみてください↓
トイプードルの飼育にかかる費用の目安はどのくらい?
トイプードルの飼育に必要なコストもどのくらいかかるのか気になりますよね。
最初に必要なもの、突発的な出費は除いて我が家で毎月かかっている出費を算出すると、
- エサ代が約2,000円
- トイレシート代が約1,000円
- トリミング代が4,500円
- 保険料が約3,000円
合計が約1万円。ざっくりこれくらいが毎月必要な金額の目安です。
あと、洋服やドッグラン利用料、病院代などは別途必要になります。
食事(エサ)の選び方・与え方について
トイプードルが元気に成長するために、メインの食事となるドッグフードの選び方にも気をつけなければなりません。
人間でも偏った食事や栄養バランスが乱れると健康に悪影響ですよね。それに原材料や生産地が不明なものは食べたくないと思うでしょう。
トイプードルだって同じです。どこ産か分からない、何が含まれているかも分からないような食事は与えたくないですよね。
ワンちゃんが元気で健康に成長していくためには、良いフード選びは欠かせませんのでしっかり選ぶ必要があります。
我が家のトイプードルは体重の少なく足も悪かったのですが、ドッグフードを切り替えてから目に見えて健康になりました。それだけ食事は大切ということです。
飼い主さんの悩み別におすすめするドッグフードと選び方のポイントは、こちらで紹介していますので参考にしてください。
ドッグフード以外で与えていいもの
うちではドッグフード以外にもペットショップなどで売っている煮干やおやつ、それ以外にもバナナやイチゴ、りんごなどの果物、鶏のササミやサーモンも湯煎してあげています。
市販のものを買う場合はドッグフードと同じで、原材料は確認しておいた方がいいですね。
注意点としてはあまり与えすぎると通常のフードを食べずにそちらばっかりを欲しがるので、ルールを決めて与えるようにした方がいいでしょう。
人間の子供もお菓子の食べ過ぎで夜ご飯が食べれないなんて事ありますよね。なので、栄養が偏らないように気をつけておいたほうがいいです。
トイプードルは頭がいい犬種と言われていますが確かにそうで、ササミやバナナという単語を言うと反応して、ケージに入ってお座りまでもらえるのを待っています。
また冷蔵庫を開けるとドッグフード以外の物がもらえると分かっているようで、おもちゃで遊んでいても反応します。その姿がまたかわいいんです♪
与えてはいけない食べ物
それと逆に与えてはいけない食べ物もあるので注意が必要です。
玉ねぎ、ネギ、ニラ、ニンニク、チョコレート、レーズンなどは犬が食べると危険なので、絶対に与えないように気を付けてください。
詳しくはこちらの記事を参照ください。
トイプードルが過ごすのに最適な室温を保つ
トイプードルを飼ってみた感想でも書きましたが、真夏と真冬の温度管理は大切です。
トイプードルって一般的な犬種とは違って下毛がないので、「冬場の寒さには弱いのではないか?」とイメージしている飼い主さんもいると思います。
その通りで冬の寒い朝はブルブル震えていることもよくあります。元々ヨーロッパの犬なので寒さへの耐性はありそうなんですけどね。苦手みたいです。
なので、快適に過ごせるような室温を保ってあげましょう。
- 室温は20℃〜25℃前後(冬場)
- 湿度は40%〜60%程度
トイプードルの飼い方でベストな室温と湿度は上記が目安で、冬場にはペット用ヒーターやホットカーペットも併用してあげるといいですね。
うちはケージの中に暖かい毛布を敷いてあげて、寒い日の日中はエアコンを入れっぱなしにしています。
ブリーダーさん曰く人間が凍え死ぬくらいの寒さじゃなければ大丈夫とのことですが、それでも心配なるのが飼い主ですよね。
近年では室内飼いが増えている影響で冬の寒さを苦手とするトイプードルも多いようです。心配になったら以下の点を注意して様子をみてあげて下さい。
行動や様子をこまめにチェックしよう
- 身体を小さく縮めていることが多い
- ブルブルと身体を小刻みに震わせている
- 散歩に出掛けようとしても行きたがらない
- 水分の摂取量が減っている
これらの症状が見られたら寒がっている証拠なので、部屋の中を温める工夫をしてあげましょう。
ただし、暖房を使う際は空気が乾燥して湿度が低下しやすいので、必要に応じて加湿器を部屋の中に用意してください。
室内環境に関しては少し手がかかりますが、寒いと可哀想なので手をかけてあげましょう。
お手入れ(ボディケアやメンテナンス)をする
トイプードルは人間と同じように一生毛が伸び続けるので、ブラッシングやトリミングなどこまめなボディケアをしてあげないといけません。
定期的にトリミングに連れて行く
2ヶ月もするとボサボサで目も隠れるくらいに毛が伸びるので、定期的なトリミングでカットする必要があります。
通常、毛をカットするトリミングに関しては、トイプードルの成犬で1ヶ月〜1ヶ月半程度のサイクルで行う人が多いですね。うちも月に1回シャンプーとトリミングに連れて行っています。
どんなに長くても2ヶ月間に1回のペースでトリミングに行った方が良いでしょうね。
あまりほっておくと皮膚疾患を招く原因にもなるので注意が必要です。
また様々なカットを楽しめるのがトイプードルの魅力でもあるので、ワンちゃんに合ったスタイルで綺麗な見た目を保ってあげてください。
あとシャンプーもしないと臭くなりますからね。ちなみに我が家が利用しているトリミングのお店はワンちゃんの送迎付きで4,500円です。
ブラッシングは普段から行うようにする
毛が濡れたり、お手入れをしないと毛玉ができるのでブラッシングもしてあげましょう。
ブラッシングはペットと飼い主の良いコミュニケーションにもなりますからおすすめです。
ブラシに関してはスリッカーやと呼ばれる道具がペットショップや100均にも売っています。
ブラッシングするに当たって気を付けておきたい点は、
- 自宅で使用する場合は柔らかい形状のソフトタイプを購入する
- 毛の根元からブラシを入れてしっかりとコームが通るようにする
- 力を入れすぎずに毛並みに沿ったり逆からとかしたりする
- 毎日は難しくても2日〜3日に1回のペースで定期的に行う
- ピンが曲がってきたら皮膚を傷付けないように新しいスリッカーブラシと交換する
あとトイプードルは目ヤニが付きやすいので、こまめによってあげると良いですね。
放っておく固まって余計に取りにくくなりますし、顔が臭くなるので湿らせたタオルやティッシュでふやかして優しく取ってあげてください。
日々のボディケアを念入りに行ってあげることで以下のメリットがあります。
- もつれや毛玉、付着物を取り除くことができる
- トイプードルが綺麗で健康な状態となる
- 日々のブラッシングで皮膚の血行が促される
- 皮膚の異常などちょっとした変化に気付ける
- 飼い主とペットとの信頼関係を築ける
また普段から触られることに慣れておくと、シャンプーやトリミングに連れて行った際も暴れずにおとなしく座っているので、人に触られることに慣れされるためにもブラッシングはしておいた方がいいですよ。
それと爪も伸びてきますが、我が家ではトリミングの時にお願いしています。自宅でカットすることもできますが、難しいので誤って指でも切ってしまったら怖いですからね。
あと歯石も溜まりやすいので毎晩歯磨きもしてあげましょう。
ほんと人間の赤ちゃんと一緒で手はかかりますが、マメに体のケアをしてあげることで、トイプードルの健康維持に繋がります。
予防接種やフィラリアの対策などをしておく
トイプードルの子犬も人間の子供と同じように予防接種や病気への対策を行います。いくつか種類があるので紹介しておきます。
ワクチン接種
まず子犬のトイプードルを買ったら、最初に3回のワクチンを打つ必要があります。
それが終わらないうちは免疫や抗体ができていないため、外で散歩させたり、他のワンちゃんとの接触はさせないほうがいいです。
このワクチン接種に関してはブリーダーさんやペットショップの人が購入時に教えてくれますし、行きつけの動物病院を決めて、そこで相談すると教えてくれます。
1ヶ月に1回のペースで3回打つので、飼ってからも数ヶ月は外には出さないほうがいいということですね。
どうしても外に連れて行く場合は、歩かせずに抱っこして、虫がいそうな草の茂みとか、他の犬がおしっこをする電柱などには行かない方がいいでしょう。
ちなみに予防接種を3回打つのは初年度だけで、翌年は年1回の接種を行えばOKです。
またワクチンは混合5種、7種、8種、9種など種類があり、数が多いほうが当然いろいろな病気に対応しています。
でも多いから良いというわけじゃなく、副作用などの可能性もあるので動物病院と相談して決めたほうがいいです。
ちなみにうちのトイプードルは8種のワクチンで9,000円くらいでした。これは地域や病院によっても異なるので目安として参考にしてください。
狂犬病の注射
ワクチン接種に加えて狂犬病の予防注射も毎年1回接種しなければいけません。これは、狂犬病予防法によって決められているのでやっておきましょう。
トイプードルを飼ったら住んでいる市区町村に行き、飼い主登録をすれば狂犬病の予防接種の案内が届くようになります。
予防接種に関してはお住いの自治体が実施している集団接種か、動物病院で打つことができます。
どちらでもOKですが、子犬のうちは他の見知らぬ犬と接触させることに抵抗があったので動物病院で打ちました。ちなみに狂犬病注射の料金は私の場合、3,000円くらいでした。
ノミやダニ、フィラリア対策
それとノミやダニ、フィラリア対策もしておいたほうがいいですね。
フィラリア症は蚊に刺されることで感染する寄生虫疾患のことで、感染すると咳をしたり食欲不振で痩せてしまうなどの症状が起こります。
フィラリアに関しては、蚊や出やすい5月〜12月の時期はやっておいたほうが安心です。
錠剤や注射など予防の仕方は様々ですが、我が家ではお肉タイプの薬を毎月あげています。
ノミやダニの薬と一緒になったタイプもあるので、動物病院で相談してみるといいでしょう。
それと根本的な対策として、ダニや蚊の出やすい草むらなどには行かないことですね。
持っていくのが面倒ですが、逆にそこまできちんと管理しているところの方が安心して利用できます。
なんの証明書も必要ないところは、狂犬病やワクチン接種をしていないワンちゃんが来ている可能性もありますし、糞尿などの衛生管理も行き届いてない所が多い印象です。
お互い気持ちよく利用するために、きちんとワクチン接種等は行っておきましょう。
散歩や運動でストレスを解消してあげる
トイプードルは運動が大好きなので、おもちゃを使って一緒に遊んだり散歩へと出掛けたりと身体を積極的に動かしてあげるといいですね。
うちは共働きで平日はなかなか散歩に連れて行ってあげられないので、休日は公園やドックランに連れて行き、思いっきり走らせてストレスと運動不足を解消させれるようにしてあげています。
トイプードルって人懐こくてフレンドリーな性格なので、お出かけして他の犬や人と合わせてあげると喜ぶと思います。
でもトイプードルを飼う家庭の環境によって、散歩やお出かけが難しい場合もあると思います。
そんなときはお家の中でもいいので、飼い主とワンちゃんお互いが負担やストレスにならないように工夫してみてください。
散歩や運動するときのポイント
運動させるに当たって押さえておきたいポイントです。
- 子犬の頃は体力以上に遊んでしまうことが多いので、こまめに休憩を入れたり様子を見ながら遊ばせる
- 一度に長い時間散歩をするのではなく、10分間〜15分間と数回に分けるのがおすすめ
- 外から帰ってきたら、ごみや汚れ、虫などが付着していないか体を確認する
- 季節や気温に応じて服装などをうまく活用してあげる
子犬が始めてうちに来た時は誰でも嬉しくて、とにかく触りすぎたり遊ばせすぎたりします。
最初にブリーダーさんにも言われたんですが、子犬の時は遊ばせ好きには注意が必要で、少し遊んだらゆっくり休憩させてあげるようにしましょう。
運動不足だけではなく飼い主さんとのコミュニケーション不足は、ストレスが溜まる大きな要因となるので十分に注意してあげて下さいね。
また夏場は涼しい洋服を着用して熱中症や皮膚へのダメージを未然に防いだり、冬は暖かい洋服や靴を履かせてあげるのもおすすめです。
愛犬がストレスを感じている時のサインは?
愛犬が以下のような行動をした時は、ストレスを感じている時のサインだと考えられます。
- 脚の特定の一部分を必要以上に舐め続けている
- 自分のしっぽを追いかけ回している(テイルチェイシング)
- 食欲がなくなってドッグフードを食べなくなる
- 意味もなく吠え続けている
足先を舐めたり噛んだりするのはストレスサインの代表的な症状で、自分を落ち着かせようとしている時に出やすいのです。
また尻尾を追いかけ回しているのは退屈凌ぎのケースもありますが、噛んだりむしったりしていると脱毛や皮膚を傷付ける危険性があるので注意しなければなりません。
トイプードルを飼っていてこのような症状が出たら、「犬にとって居心地が悪いのではないか?」「食事や水分で欲求が満たされていないのではないか?」「運動不足などストレスが溜まっていないか?」など考えて生活環境を見直してみてください。
健康状態を入念にチェックする
トイプードルの飼い方に当たって、健康状態を入念にチェックするのは重要です。
飼い始めてから直ぐに病気になってしまっては大変ですし、トイプードルに限らず犬は痛みをなるべく我慢するという習性があります。
愛犬をただ眺めていても体調不良には意外と気付きにくいので、どのような点に気を配って健康管理のチェックをすれば良いのか見ていきましょう。
- 「目が輝いているか」「目ヤニが多くないか」「涙目ではないか」「赤く充血していないか」と目の健康を確かめる
- 与えたドッグフードを全て食べているかどうか(食欲があれば特に心配な疾患はない)
- ウンチが硬すぎず柔らかすぎず適度な状態かどうか、変な物を食べていないかウンチを潰して確認してあげるのもいいですね
- あばら骨やお尻の骨盤を掴んだ時に肉がついていないと痩せ傾向なのでドッグフードの量を調節する
- 普段は活発で部屋の中を動き回っているのに、動かない時は身体に何かしらの異常がある可能性がある
- トイプードルは垂れ耳なので外耳炎や内耳炎のリスクが高く、「耳を良く掻く」「耳から異臭がする」という場合は注意
- ゼーゼーと苦しい息遣いをしたり咳が多い場合は病院に連れていく
基本的にトイプードルを飼い始める際に、ブリーダーさんやペットショップでは犬の状態や病気のサインについて教えてくれます。
もし、愛犬の様子に少しでもおかしなところがあれば、自己判断で対処せずにすぐに動物病院に連れて行って診察を受けた方が安心です。
まとめ
生き物を育てるに当たって責任感を持つ事は大切です。単にかわいいからとか飼いたい気持ちが強いだけではダメなんですよね。
また、トイプードルを飼っていて急病に見舞われるケースもあるかもしれませんから、近くの動物病院の診察時間や休診日はしっかりとチェックしておくことも大切です。
以上、初心者がトイプードルを飼うにあって知っておいたほうが良いことでした。
かわいいトイプードルと楽しく過ごせる環境を整えて、ぜひ大切にしてあげて下さい♪
愛犬のフードの食いつきが悪い、肥満気味でダイエットをさせたい、アレルギーがある、毛艶が悪い、皮膚トラブルがある、涙やけが気になるなど、飼い主さんの悩みによって必要なドッグフードは違います。
トイプードルの飼い主さんの悩み別におすすめのドッグフードと選び方を紹介します。愛犬の食事や健康が気になる人はご覧ください。