- 他人に無関心な人ばかりで雑談すらない
- 話しかけても会話が続かない
- ランチもみんな別々に食べる
会社は仕事をする場所だとはわかっているけど、一日中静まりかえっているオフィスに違和感を感じる。お通夜のような暗い職場で気が滅入りそう、もうストレスで辞めたいって人へ。
わたしの個人的な意見は、社風だと割り切って仕事するのがつらないなら、辞めて転職すればいいんじゃない?です。
同じ会社の他部署の社員から同じ相談をされたことがあるので、その事例をもとに辞めていいと思う理由を紹介します。
読みたい所をクリック
職場が暗すぎるので辞めたいと新人に相談された話
わたしが勤めている会社は新人が長く続きません。その理由は明確で、職場の雰囲気が最悪だから。
どう最悪かというと、
- 挨拶をしない
- 必要なこと以外は会話をしない
- みんな他人に興味がない
こんな感じだから。
で、わたしに相談してきた新人も上記のような雰囲気の職場がストレスで辞めたいとのこと。
彼の年齢は28歳、営業職で入社5ヶ月目。その彼とわたしとは別の部署の社員なんですけど、歳が近いせいかよく話をするんです。ちなみに彼の部署の先輩はみんな40後半、50代のおじさんばかり。
彼「入社して5ヶ月が経って、試用期間が終わったので営業として目標数字を持たされるようになりました。だけどまだまだどうしていいか分からないんです」
私「別部署の俺に言われても。。。教育係の先輩とか上司に相談したらいいやん。まぁ相談しづらいから俺に言ってんだろうけど」
彼「分かってくれます?上司や他の営業マンは挨拶もしないし、業務中に会話もほとんどないんです。みんなが話しかけるなオーラを放っているので相談しづらいんですよ」
私「うんうん」
彼「ほんと静まり返った重苦しい雰囲気で、デスクに座っているのもつらいです。僕が何か気に障ることしたんでしょうか?」
私「ううん、気にしなくて大丈夫。別に君が悪いわけじゃないから。ちょっと変わってんだよね、あの人たち。ちょっとした用件でも、会話せずにすべてメールで送ってくるからね。話したくないんでしょ」
彼「なんかこんな職場を経験したことがないから戸惑ってて。前の職場はみんなでランチしたり昼休みに話をすることもあったけど、いまはみんな食事が終わったら寝てるし、出社から退社まで必要最低限の会話しかしないので」
私「うん、分かる。いままで辞めた営業も同じ悩み抱えてたもん。でもぶっちゃけ、変わるような人たちじゃないとは思う。先輩として『がんばれ』っていうべきなのかもしれんけど、これまでを見てきて変わる気はしないね。もしストレスで精神的にきついなら辞めるほうをすすめるわ」
最後はこんな感じで言っちゃいました。
でも他部署のわたしから見ても明らかにおかしいと思ってて、それをつらいと言ってる本人に「がんばって続けろ」とは言えませんでした。
暗い職場が合う人と合わない人がいる
わたしが無理にがんばって職場を明るくする必要がなく、ストレスなら辞めて転職することをすすめる理由は、自分が思う暗い職場が、その人にとって嫌な空間とは限らないからです。
暗い雰囲気が苦手な人には理解し難いかもしれませんが、暗い職場が好きな人もいるんですよ。いや、その人たちは暗いと思っていない可能性のほうが高いです。
ほんと価値観は人それぞれで、昼休みはプライベートな時間と考え個々の時間を過ごしたい人もいますし、仕事だけすればプライベートな会話や余計な話は無用って人もいます。
また、シーンと静まり返っていても気にならない人、逆にその方が集中できる人だっているわけで。
まぁそれはそれで寂しいというか、コミュニケーションが円滑に取れているほうが業務もスムーズにまわるとは思うんですけどね。
でも挨拶や会話をしない人が社内に一人二人ならまだしも、うちの営業部はほとんどみんながそんな感じなので、もう社風になっちゃてるんですよね。
それを明るい職場が好きな1人が頑張って変えようとしても無理な話で。
だからつらいと相談してきた彼には、無理して職場を明るくする努力をしたり、仕事だと割り切れないなら我慢するよりも同じ価値観を持った人たちと働いたほうが心身ともに健康なのかなと。
わたしが相談された彼に無理にかんばるように言わなかったのはこのためです。
で、その彼は3ヶ月後は退職しました。
暗い職場で起こりうるデメリット
もう彼の退職で何人の社員が入れ替わったかわかりません。暗い職場ってほんといろんなデメリットがあります。
わたしが感じるデメリットは以下のようなこと。
- コミュニケーション不足で報連相がうまくいかない
- 人が失敗しても助け合わない
- 会話がないことにストレスを感じる人は精神を病みやすい
- 相手が挨拶しないから自分もしないというような感情になる(自分の価値を下げる)
これらによって業務は円滑にまわらない、合わない人は辞めていくので会社としても求人から教育など無駄なコストがかかって損失がでる。
このように感じます。
暗い職場の雰囲気を明るくする方法
じゃあ、暗い職場でストレスを抱えている人はどうすればいいのか?
さっきも書いたように割り切って働けないなら辞めて転職すべきだと思います。
しかし、同じように不満を持っている仲間がいる、仕事は好きだから辞めたくないという人は変える努力をしてもいいでしょう。
その努力とは、
- 相手がしなくても挨拶をする
- 雑談でもいいからコミュニケーションを積極的にとる
- 周りがミスや失敗をしたら助け合う
- ランチや飲みに誘う
- 植物を飾る
相手が無視しても必ず挨拶は続ける
子供じゃないんだから改めていうことでもないんですけどね。
「おはようございます」「行ってきます」「お疲れ様です」など、相手が無視しようがあなたは挨拶はしましょう。
相手に挨拶を無視されると悲しいし、ムカつくこともありますけど、だからといってあなたも挨拶しないのはおすすめしません。
これは社内が暗くなるだけでなく、人としてどうかと思うからです。あなたもそれをやっちゃうと相手と同じです。
挨拶すらまともにできない人間と同じ土俵に降りる必要はありません。
わたしも営業の人たちからは挨拶しても無視されていますが続けています。人間としての価値を下げないように我々は当たり前のことをやりましょう。
コミュニケーションを積極的にとってみる
仕事の相談でもプライベーなことでもいいし、積極的にコミュニケーションを取ってみるも効果的です。
仕事を教えてもらったり、子供のことを相談したり、おすすめの映画を聞いたり、相手のネクタイを褒めてみたり。何でもいいんです。
とにかく会話をしないことには始まらないわけですから。
周りがミスや失敗をしたら助ける
うちの会社の営業マンはみんなが個人商店のような感じで、人がミスしたり困っていてもノータッチです。
例えば、新人営業マンが資料作りが終わらなくて遅くまで残業してても挨拶すらせずに帰ったり、ひとりで運べない荷物があってもスルーしたり。
自分が困ったときに助けもらえないから、人が困っていても無関心なんですよね。
暗い職場ってのは圧倒的に会話が足りないので、困っている社員がいたら声をかけてあげましょう。
それだけで全然社内の雰囲気は変わると思います。
ランチや飲みに誘う
一切会話のない職場だときついかもしれませんが、ランチや就業後の食事や飲みに誘ってみるのもいいでしょう。
職場を明るくしたい仲間がいるなら、一緒になって声をかけてみるのもいいですね。
昼休みとか退社後だと業務中とは違った一面が見られるかもしれませんよ。
デスク周りを明るくする
周りの雰囲気が暗くてもせめて自分のデスク周りだけは明るくしておくのがいいです。
ちっちゃな観葉植物を置いたり、かわいい文房具を使ったり、好きなアイドルや俳優の写真を飾ってもいいでしょう。
気が滅入りそうなときは明るく元気なものを見ると気分も上がりますし、それがきっかけで会話に発展するかもしれませんからね。
仕事をずっと続けていきたい、明るい職場にしたいなら根気よく続けていこう
諦めて何もしなければずっとストレスを抱えたまま、この先何年、何十年もその人たちがいなくなるまで暗い職場で働き続けなくてはなりません。
でもそれじゃ嫌。仕事は辞めたくない、どうにかしていまよりも明るくしたいのなら紹介したことを根気よく続けていくしかないんですよね。
1日2日くらいでは効果ないかもしれませんが、毎日挨拶をして話しかけていれば少しずつ心を開いてくれる人が出てくるかもしれません。
そうやって周りに会話のできる人を増やしていけば徐々に職場も明るくなってきます。
コミュニケーションがとれればチームワークだって養われるし、より仕事にも集中できるのではないでしょうか。
何もしなければ現状が変わることはありませんから、まずは挨拶から根気よく続けていきましょう。
暗い人達が過半数ならアウト。転職をすすめる
暗い社員が一人二人で、その他の社員はあなたと同じ意見なら、仲間にして一緒に明るい職場にしていく価値はあると思います。
でも職場の過半数が暗い人間なら変えるのは厳しいでしょう。そんな人間が多く集まっているということは、その人たちにとっては暗いことが不満じゃないんですよ。いや、むしろその社風が快適なのかもしれません。
それだったら違和感を感じているあなたが環境を変える努力をしたほうがいいのかなと。
個人的には挨拶も会話もない、いわゆる暗い職場は苦痛だし仕事においてもデメリットだらけだと思います。
でもなかにはそうではない人もいるので、必ずしも暗い職場が不満な職場ではないということは意識しておくべきですね。
それに対して違和感を感じるなら、あなたにとってその職場は合っていないということなので、辞めて転職してあなたの価値観と合う職場を見つけることをおすすめします。
わたしに相談してきた彼も今頃きっと明るい職場でイキイキと働いているはず。
仕事ってこの先何十年も続けるものですから、楽しく働けるように自分で行動していきましょう。
転職を考えている人は、無料で相談や転職先を紹介してくれるエージェントの活用がおすすめです。
相談することで気持ちも楽になるし、進むべき道も見えてきます。
エージェントは企業とのパイプもあるので、社風に関しても詳しいです。
ぜひ暗い職場ではなくみんながイキイキと働き明るい職場を紹介してもらってください。
こちらの記事で転職エージェントについて詳しく紹介しています。
求人の紹介や履歴書の書き方、面接のアドバイス、年収の交渉などさまざまな転職支援を無料でしてくれる転職エージェントの紹介です。
よくある質問や各エージェントの特徴についてまとめています。エージェントによって扱っている求人数や業界に違いがありますので、自分の希望する業界や職種に合わせて選んでみてください。
・転職回数が多いと不利になる?
・未経験で異業種に転職できる?
・派遣社員から正社員になれる?
など、転職に関する疑問や悩みに転職経験5回の私がお答えします。あなたの抱えている悩みを解決するきっかけになるはずです。