- 派遣から正社員になりたいと思っている
- 近くに職安があるから行ってみようかな
- 転職したいけどハローワークってどうなの?評判良くないみたいだけど
ハローワークで転職活動を勧めようと思っている人へ、正直おすすめはしません。
本気で転職したい、入社して後悔したくないという人には別の選択肢をおすすめします。
ここでは、自身の経験を踏まえながらハローワークでの転職活動をおすすめしない理由と、効率的かつ条件に合った転職先に出会う方法を紹介します。
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ハローワークに掲載されている求人の特徴
わたしも転職活動でハローワークに通っていました。
職安は全国に500か所もあるので、お住いの地域や地元の求人を探すには便利ではあります。
でも、おすすめはしません。
その理由はハローワークに掲載されている求人の特徴にあります。
では、その特徴を見ていきましょう。
求人獲得にお金をかけれない企業
まず、ハローワークの求人は人材の採用にあまりお金をかけられない中小、零細企業が殆どです。
ハローワークへの求人の掲載は無料なので、広告費をかけれない、かけたくない、とりあえず出しておこうといった企業が多いです。
そのため大手企業の求人は、ほとんど私は見かけたことがありません。
人材獲得にコストをかける企業は、求人情報専門の検索エンジンであるIndeedなんかでも有料で掲載をしますし、テレビCMやネット広告などお金をかけて宣伝する企業が多いです。
人手不足で困っているけど、お金をかけて広告を出すほど余裕はない、ハローワーク以外に求人を出すサービスを知らないといった経営者が多い印象なので、その時点でだいたいどういった企業なのか想像つきますよね。
嘘の内容を掲載しているブラック企業
ハローワークには無料で求人が掲載できる点も関連していると思いますがブラックな企業も多いです。
例えば、残業無しと書かれているのに実際はサービス残業が多いとか、給料が違うとか、いわゆる嘘の内容を掲載している所もあります。
わたしが経験したのは月給20万円と書かれていたのに、実際は15万円だったこと。
給料明細を見たときに「あれっ?」って思ったので、社長にハローワークの求人募集要項と違うと聞いたら、残業をした場合の給料と言われました。
またボーナスも年2回と書かれていたのに、会社の業績を理由に無しになったり。
そういった嘘の求人って結構あります。
厚生労働省が2016年に全国544ヶ所のハローワークに寄せられた9380件の苦情を調査したところ、そのうち40%が「求人内容が事実と違う」だったとのこと。
もちろん嘘偽りなく書いている企業もあると思いますが、正しい情報なのかの判断って難しいです。
手に入る情報が少ない
ハローワークの求人情報を見てもらうと分かると思いますが、手に入る情報が少ないです。
給料や福利厚生など当たり前の情報しか分からず、求職者が知りたい社風とかやりがいとか、教育体制といったことは書かれていません。
いっつも求人を出している企業の顔ぶれが同じだと感じた事ないですか?
求職者は自分が本当に知りたい情報が得られないまま入社を決めてしまい、それがミスマッチを生み、離職率が高くなる原因の一つだと思います。
相談員に当たり外れがある
これは求人自体の事ではありませんが、一応書いておきます。
ハローワークの相談員は転職支援のプロではありません。
ただの職員、契約社員(非正規)、パートといった人が多いです。
わたしの友人の奥さんもパートで相談員をやってるくらいなので、その人たちに自分の人生を左右する職業を決める重要なサポートを期待しすぎてはいけません。
フロー化された業務に従って作業するだけの人が、自分に合った企業をピタリと選んでくれたり、十分なサポートができるわけないですよね。
そういった質を求めるのは辞めましょう。
もちろん親身になって相談に乗ってくれる相談員もいますが、なかにはお役所仕事のように淡々と作業するだけの人、不愛想な人もいます。
そういった担当者に当たったら大外れですね。
業界や職種に詳しい専門家ではないため、あくまでもそこは理解して過度な期待はしないほうが良いでしょう。
転職活動が非効率(在職中だときつい)
これも求人自体の事ではありませんが、ハローワークの転職活動はすごく非効率です。
ハローワークの求人はネットでも見ることができますが、より細かい内容を見るためには直接事業所に行かなければ見れません。
また応募する際は紹介状を書いてもらわないといけないため、どうしてもその場所に通う必要が出てきます。
それと営業時間も問題です。
わたしの地域のハローワークの営業時間は、8時30分~17時15分。土日祝日は休みです。
これって在職中の転職活動では通いにくい時間なんですよね。
午後から早退したり、有給取っていくしかありません。
わたしは昼休みの1時間に派遣先を抜け出して、行ったこともあります。
在職中の転職活動でハローワークを使うのは非常に非効率です。
ハローワークにいる人たちを見ると気分的に萎える
わたしがハローワークに通っていて感じた事ですが、あの場所に行くと気分がどんよりして萎えるんですよね。
自分より若い人やもっと年上の年配の方など、いろんな人が求人を求めてハローワークに来ています。
こんな若い人でも求人がないなら自分なんてもっと大変とか、自分もこの年配の人のようになるのかなとか、いろいろ考えてました。
こんな多くの人がパソコンに向かって求人を探してる。そして自分もその場所にいるって考えるとどうも落ち込みます。
相当なモチベーションがないと諦めてしまう
ハローワークって自分で求人を探して、応募して~とすべて自分から行動しないといけません。
転職サイトや転職エージェントの場合、企業側からオファーが来たり、担当者が紹介をしてくれるので無理にでも転職活動を進められますが、ハローワークはそうはいきません。
自分がやる気をなくしたらそこで転職活動はストップ。
誰もお世話はしてくれませんし、すべて自分次第です。
なかなか良い求人が見つからないと、気分も落ち込みモチベーションも下がりますので、相当な根気がないと採用に至るまで難しいでしょう。
転職活動でハローワークをおすすめしない理由
ハローワークに掲載されている求人、転職活動をサポートする人の特徴からメインでの利用はおすすめしません。
なぜなら、
- 人材獲得にコストをかけれない企業
- ハローワーク以外の求人募集の選択肢を知らない経営者(古い体質)
- 嘘の情報を書くブラック企業
- 求職者が欲しい情報が手に入らない
- 通う必要があるので非効率になる
- 相談員に当たり外れがある
- 自分で求人を探すのでミスマッチがある、途中で諦めてしまう
こういった理由があるからです。
転職するのにハローワークしか選択肢を知らない人はもったいないです。
その場所でしか求人を探すことができないから。
今の時代、求人サイト、転職エージェント、求人の検索エンジン(Indeedなど)、仕事を探せるサービスは無数にあります。
それらを知らずにハローワークメインでの転職活動が成功するとは考えにくいですね。
おすすめの転職活動方法
最後にわたしもやっていたおすすめの転職活動方法を紹介します。
答えは、ずばり転職エージェントの利用です。
これ一択と言っても過言ではありません。
効率的に転職活動するならスマホやパソコンで求人が探せる転職サイトなどはマストですが、転職サイトとエージェントの違いから、エージェント一択です。
その違いはこちら。
サービス名 | 転職サイト | 転職エージェント |
求人 | 登録するとサイトで求人情報を見る事ができます。 | サイトでは見れない「非公開求人」も見る事ができます。 |
活用方法 | サイトに掲載されている求人情報を自分で選びます。 | キャリアプランや適性、強みをもとにアドバイザーから求人情報を提案してもらえます。 |
登録メリット | サイトに掲載されている転職ノウハウを知ることができます。 | 効果的な応募書類の書き方や、面接での受け答え、アポ取りから内定までの段取りを代行してもらえるので効率的です。 |
登録後の流れ | 自分で情報収集して希望する企業へ応募したり、スカウトを待つ事ができるようになります。 | アドバイザーと面談して自分の希望を伝え、企業との日程調整や条件交渉も代行してもらえます。 |
見てもらうと分かりますが、サポートの手厚さが全く違います。
転職サイトに登録したことある人は分かると思いますが、なかなか先に進まなくないですか?
登録はしたけどなかなか希望に合った求人が見つからないとか、応募する勇気がないとか。
転職エージェントは担当者が希望条件に合った求人を紹介してくれるので、ある意味強制的に転職活動を進める事ができます。
つまり、より本気度が高い人向け。なんとなく転職したいといった気持ちではなく、本気で転職したい人には向いています。
また、履歴書や職務経歴書の書き方、面接の受け方などのアドバイスもしてくれますし、年収の交渉だってやってくれます。
それと営業時間は夜もやっていますし、土日も対応してくれるので在職中でも問題ないということ。
またハローワークのように通わなくても良いので、同僚らにバレる心配もありません。
自分は地方在住で支店が近くにないって人でも大丈夫。
メールや電話、リモートで対応してくれるし、求人は支店がなくてもたくさん出ています。
求人に関しては、ハローワークや転職サイトには載っていない独自の非公開求人を持っているので、そこでしか出会わない求人がたくさんあります。
なかなかいい仕事が見つからないって人は、転職エージェントに登録すると選択肢の幅が広がるでしょう。
しかも無料なのでデメリットはないし、活用しない手はありません。
おすすめの転職エージェントに関しては、大手を使ったほうが良いです。
やはり圧倒的に非公開求人の数が違いますし、サポートの手厚さも違います。
以下の記事で紹介している3社であれば間違いないでしょう。
ハローワークでの転職活動は非効率かつ、掲載されている企業の質、担当職員の質も転職エージェントと比べると低いです。
これは事実なので、あえてハローワークをメインに利用する意味はありません。
転職を成功させたいならぜひ転職エージェントの活用をおすすめします。
求人の紹介や履歴書の書き方、面接のアドバイス、年収の交渉などさまざまな転職支援を無料でしてくれる転職エージェントの紹介です。
よくある質問や各エージェントの特徴についてまとめています。エージェントによって扱っている求人数や業界に違いがありますので、自分の希望する業界や職種に合わせて選んでみてください。
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