
わたしが派遣社員をやっていて惨めだと感じた瞬間はたくさんあります。
勝手に自己嫌悪に陥ったり、他人から見下されたり、いろいろありました。
その経験談と惨めな自分から抜け出す方法を紹介します。
わたしと同じような気持ちを抱えている人の現状を変えるきっかけになれば幸いです。
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あえて派遣社員という働き方を選んでいるなら気にしなくていい
仕方なく派遣社員をしているのではなく、あえて派遣になっているのであれば何も気にする必要はありません。
派遣社員という雇用契約、働き方が必ずしも悪いわけではなく、以下のようなメリットもあるのであえてそうしている人もいます。
- メリハリをつけて働ける
- さまざまな職場で経験を積める
- パートよりも比較的時給が高い
派遣や契約社員ってあらかじめ限られた範囲内で仕事をする、始業、就業時間がきっちりしているのでプライベートとのメリハリをつけることができます。
正社員だと残業があったり、雑用などをさせられることがありますからね。
また、数年ごとに職場を変わるため経験を積めますし、パートと比べると時給が高いことが多いです。
このようなメリットもあるので、あえて派遣社員という働き方を選んでいる人は周りの目や意見に耳を貸す必要はないでしょう。
自分の好きなように働けているので、気にせずそのままでいいと思います。
しかし、なかには好きで派遣社員を続けているわけではない人もいます。
そういった人は惨めさを感じることが多いのではないでしょうか。
わたしもその一人で以下のような惨めさを感じていました。
派遣社員をやっていて惨めだと感じた瞬間
実際にわたしが派遣社員をしていて惨めだと感じた瞬間を紹介します。
同じような思いをしている人もいるのではないでしょうか。
男性派遣社員というだけで勝手に心配される
わたしの派遣先にはたくさんの派遣社員がいて、その半数以上が女性でした。
男性は少なく、しかもみんな年齢層が高め(わたしは40代)。
で、近くの席の女性派遣社員が話しているのが聞こえてきたんです。
「家族がいるのに派遣社員はきついよね。女の人はパートみたいなものだから良いけど、旦那も派遣だったらきついわ」って。
その女性らは結婚していて正社員の旦那さんがいます。
その旦那さんが稼いでくれるので、自分は派遣社員でも大丈夫。
だけど、旦那が派遣社員だったら給料安いし、奥さんも子供も大変だろうと勝手に心配されていたんです。
聞こえていないふりをしましたが、同僚からもそんな目で見られていたとはショックでした。
正社員との格差を感じる
わたしが勤めていた職場は、数十名の派遣社員とそれをまとめる正社員が3人いました。
ランチの話なんですが、正社員の方はわたしがいけないような高いお店(といっても800円くらい)に毎日行っていて、自分は節約弁当。
あげればきりがありませんが、そんな小さな事がたくさんあり格差を感じていました。
仕事内容は同じでも給料が正社員とは違う所
仕事量は正社員と同じ、それよりも多いという派遣の人もいるでしょう。
わたしの仕事もそんな感じで、正社員の人より作業している実感はあったんですが、いくら頑張っても給料は雲泥の差です。
これだけ頑張っても正社員には勝てない。そう思うと惨めでなりませんでした。
ボーナスの時期の疎外感
派遣社員にはボーナスがありません。
その時期は正社員が羨ましかったし、友人でもボーナスをもらって旅行に行ったり、大きな買い物する人がうらやましかったです。
夏と冬、年2回のこの時期の疎外感は半端ないですね。
GWや年末年始などの大型休暇で収入ダウン
派遣社員は時給せいなので休みが多いほど収入が減ります。
ゴールデンウィークや年末年始など派遣先がお休みだと当然仕事は休みになるので収入が減ります。
正社員は月給制なので逆に休みが多いほどうれしいでしょうけど、派遣はその逆です。
年末年始や連休などお金が欲しい時期に休みで収入ダウンすると、どこにも行けないしきつかったです。
正社員の同世代らと収入の差がついている
わたしの友人には派遣社員がいませんでした。男性はわたしだけ。
で、30代後半、40代ともなってくると友人らは役職が付いたり給料が上がってマイホームを建てたり車を買うんですよ。
それがうらやましくて仕方なかったです。
派遣社員の状態では高価なものを買う余裕はなく、友人らの話を聞くたびに惨めな気持ちになっていました。
派遣社員というだけで見下される
友人がマイホームを建てたので、わたしも家族と住宅展示場を見に行ったことがあります。
その時、展示場にいた営業マンに年収を聞かれたんです。
するとはっきりと「その年収ではうちの家は無理ですね。もっと安いメーカーさんがあるのでそちらに行かれたほうが良い」とはっきり言われました。
まぁ向こうからすれば買うお金がない人に営業するほど暇じゃないし、年収を聞いて「はぁ?なんで来たの?」と思ったのでしょう。
そもそも場違いだったかもしれませんが、その時はすごく惨めでした。
職業を聞かれて派遣社員と言えないとき
銀行に行った時とか、奥さんの友達とかに職業を聞かれることってあるじゃないですか。
そのときに派遣社員って言いたくない自分が惨めでした。
派遣社員っていったら見下されるんじゃないのか、馬鹿にされるんじゃないだろうかって思っちゃうんですよね。
実際にそういった経験もしているし。
会社名を聞かれたときに派遣元ではなく、派遣先の会社名をいつも言っていましたが、よく「大手に勤めているんですね」みたいなことを言われて自己嫌悪に陥っていました。
本当はそこの社員ではなく派遣で行ってるだけなんですよね。
頑張ったのに報われない
派遣社員って作業者なんですよ。
雇う企業側は人手が足りないから安い人件費で仕事や雑務をしてくれる人を探しているわけであって、それ以上のことは求めていません。
たとえ、自分がいくら頑張ってもボーナスがもらえるわけでも、時給がめちゃくちゃ上がるわけでもなく契約満了になれば終了。
貢献はしているんですが、それが認められないというか、やって当たり前感があるのはなんか寂しいですね。
挨拶するときに名刺がない
すごく細かいことなんですが、正社員の人が変わったり、本社や他社から来客が来た際に渡す名刺がないのも惨めでした。
当然ながら向こうは名刺を出して挨拶をしてくれるのですが、こちらは名刺を持っていません。
小さな事ですがそれでも惨めさを感じていました。
みじめさを感じながら働き続けることのデメリット
わたしが派遣社員をしていて惨めに感じていたことを紹介しました。
日々そんなストレスを抱えていたわけですが、その状態で働き続けると良くありません。
自分を惨めだと思うってことは自己肯定感が低いってことです。
自分はダメな人間だとか、あの人には敵わないとか勝手に思って自分を卑下してしまいます。
その状態が続くと自分に自信が持てなくなり、素直じゃなくなり、他人を羨んだり常にストレスを抱えた状態になります。
こんな状態が身体に良いわけありませんし、家族や付き合う人にも悪影響を与えかねませんよね。
派遣社員のままでもできる惨めな現状から抜け出す方法
それでわたしは決心しました。
- もっと稼ぎたい
- もっと認められたい
- 安定した生活を手に入れたい
- 自分に自信を持ちたい
このような思いをずっとしていたので、派遣社員で惨めさを感じている自分から抜け出そうと。
それで正社員になることを決めたのです。
好きで派遣社員という働き方を選んでいるのであればた、他人の目や意見は気にする必要はありませんが、好きでやっていないのなら抜け出したほうが良いです。
ずっと惨めさを感じて働くなんて嫌じゃないですか。
わたしは正社員になることが抜け出す方法だったので、頑張って転職活動をしてきました。
それで未経験の仕事ながらい正社員へと転職することができたのです。
惨めな状況から抜け出す方法は人それぞれです。
わたしには養う家族がいたので安定性を求めて正社員になることを決めましたが、収入を増やしたいだけなら副業を始めるでも良いんです。
派遣社員としての年収は200万円だけど、副業で300万円稼げば年収500万円です。
そうすると傍から見れば派遣社員ですが、自分として気持ちに余裕が出て楽になりますよね。
このように必ずしも派遣社員を辞めて正社員になることだけが惨めさの解消法ではないので、何に惨めさを感じているのか明確にして、それに対してできることをやっていくと良いでしょう。

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