NPO法人「高齢社会をよくする女性の会」の理事長兼、評論家や講演、書籍の執筆もしている樋口恵子さんのコラムを目にしました。
その内容は、
30代後半から50歳程度までの就職氷河期世代は、派遣など非正規の仕事をしている人が非常に多い。
公益財団法人横浜市男女共同参画推進協会が2020年に行った調査によれば、首都圏在住の34~49歳の働く単身女性計300人のうち、非正規は141人。
年収はほぼ2人に1人が200万円未満で、貯蓄は10万円未満が最も多いという結果でした。
この調査からも分かるように、派遣などの非正規だと収入が低く安定しないだけでなく、老後の資金が足りなことが分かります。
年収200万円未満で貯金できる額なんてしれていますし、現状でも10万円未満の貯蓄しかないって。。。
40代で貯金10万なら、50代、60代でいくら貯まっているでしょうか。
派遣などの非正規雇用が加入する国民年金は、満額でも月額6万5千円ほど。
働けなくなって年金と貯蓄で生活していくのは厳しいのは目に見えています。
40~50代は徐々に子どもの手も離れて、動きやすくなる年代なので、今こそ正社員への転職にチャレンジして、年収アップや雇用の安定だけでなく老後の保険をつくる最後のチャンスだと樋口さんは強調しています。
わたしはこの記事を読んで間違いないと思いました。
そもそも派遣社員の状態で年金をもらうまで仕事が続くかどうかなんて分かりません。
歳を取るごとに派遣社員の数って減っています。
企業としても若い世代を雇ったほうがメリットあるわけで、あえて年配を雇用するなら経験やスキルなど相当な強みがないと難しいでしょう。
今は良くてもこのままだったら樋口の言うように、老後貧乏なのは間違いありません。
わたしが派遣社員として働いていた頃の年収は200万円ほど。
老後どころか日々の生活も苦しい給料です。
同期入社で40代、50代の方もいましたが、わたしと同じかスキルによってはまだ年収が低い人もいました。
当時は共働きだったので何とか生活はできていましたが、将来の事を考えて転職活動を続けていた結果、正社員へと転職をすることができました。
40代で転職なんて無理って思う人がいるかもしれませんが、この時期を逃したら50代、60代。
余計に無理です。
やるなら今しかないと思います。
冒頭で紹介した樋口さんも40代が老後を安定させるための挑戦をする最後のチャンスだと言っていますし。
派遣であっても現状生活できていれば、将来が厳しいと分かっていてもついつい対策を後回しにしがちです。
転職する勇気がなかったり、自分には無理だと決めつけていたり、アルバイトを掛け持ちすれば良いと考えていたり、無駄な出費をやめられなかったり。
でも、この記事を読んで少しでも貧乏な老後から抜け出したい気持ちがあるなら、早めの対策を打っておくべきです。
老後には2000万円必要と言われていますが、今のままの貯金で貯めることができるでしょうか。
正社員になったからと言って、そこが達成されるかどうかは分かりませんが、今よりも良くなるのは間違いありません。
給料、福利厚生がぜんぜん違いますから。
ほんと正社員に転職して思います。
副業もいいけど、まずは本業を安定させてからのほうがいいです。
行動する勇気がないとか、後回しにしてしまう人は、自分の市場価値だけでも調べてみると良いでしょう。
今の年齢、経験、スキルでどういった企業とマッチングできるかわかります。
診断すると、その条件にマッチした企業からオファーが来るので、もしうちで働きませんか?ってオファーが来たら検討しても良いんじゃないでしょうか。
何もしないよりはマシです。
40代で派遣をこのまま続けると老後貧乏なのは間違いないという話でした。
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