未だに多くの企業で残っている年功序列という無意味な制度。
他の記事でも書きましたが、仕事できちんと成果を出していて会社に貢献しているにも関わらず、年齢が若いとか勤続年数が短いからという理由で成果関係なく評価してもらえないのはどうかと思うわけです。
この年功序列とか終身雇用って減ってはいますが、自分の方から抜け出しておかないとマズイと思いませんか?そんな環境で働いていた経験と危機感を感じて行動を起こした話です。
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年を取ることが給料を上げる方法。そんな年功序列の会社に勤めていた話
いぜん私が勤めていた会社は「THE・年功序列」って感じの古い考えを持った社長が経営していました。
そこは年一回のベースアップや昇給は基本的にみんな一律で、単に勤続年数を重ねないと給料が上がらない年功序列型賃金という仕組み。
組織的には総務と技術職と営業職の部署があり、営業職に関してはその月の自分の売り上げ予算を達成すれば1万円が支給される制度がありましたが、他の職種に関してはなし。
勤続年数が短い社員が先輩社員の給料を抜かすことは不可能
昇給もベースアップも仕事の成果や評価に関係ないので、いくら優秀であっても後輩社員が先輩社員の給料を抜かすことは不可能なんです。
総務や技術職の成果は評価の対象にならないし、営業マンも月予算を達成しても1万円しか支給されないので給料差が1万円未満の先輩がいない限り無理。
でも営業って契約数や売り上げを競う成果主義だからこそやる気がでる部分もあるじゃないですか。それが成果ではなく勤続年数ってところがおかしいんですよね。もちろんスキルを磨く技術職もしかりです。
社長に直談判したが…
そのことに違和感を感じた私は過去に一度、昇給時期前に仕事の成果を給料に反映してもらえないか社長に直談判したことがあります。いくら頑張っても評価してもらえないんじゃ、これから先のビジョンが見えないしモチベーションにもつながると。
でもその時の社長の言葉は、「年齢でだいたいの年収が決まっていて40代で400万円〜、50代で500万円くらいだから、そう思っておいてもらえればいい」こう言われました。
この言葉を返してきた時点で成果主義なんて言葉は社長の頭にはなかったってことです。もしあなただったらこれを聞いてモチベーションを上げる自信あります?
将来の自分の限界値が見えて仕事に対するモチベーションがなくなった
もちろん目安としてこの年齢でどれくらいの年収になるのか把握するにはいいのですが、それがきっちり決まっていたので、これからどれだけ頑張ろうがその年収を大きく上回ることは不可能だと確信したんですね。
自分の実力や成果に関係なく年齢で年収が決まっているのなら努力する気も起きなくなりますよね。
実際に直談判後の4月の給料明細を見てみたら以前と同じで何も変わっていませんでした。そうです、この会社では年を取ることが評価なんです。
成果をあげていない先輩・遊んでいる上司より給料が安いなんて悔しい
その会社には真面目に働いている先輩もいましたけど、ズル賢い上司は仕事もろくにせずにパソコンでゲームしたり、一体なんの業務をしているのか分からない人もいました。
勤続年数が短いという理由だけで、その人よりも給料が低いなんてやってられなくないですか?
こっちはきっちり成果を出してんのに、業務中にマインスイーパやソリティアしてる奴の半分の給料しかもらえないなんてどう考えてもおかしいでしょ。この年功序列って制度がいかにおかしいか分かりますよね。
年功序列から成果主義にした方がお互いにメリットがある
年功序列なんで昭和の制度は昔に比べて徐々に減りつつありますが、田舎の企業ではまだまだ残っているように思います。
でもそれじゃ若い人材も仕事に対するヤル気やモチベーションが上がらなし、そうなれば企業としても業績の伸びも悪くなりますよね。
成果主義だったら若い社員だってもっと会社に貢献してきちんと成果を出そうと努力しますし、優秀な人材が集まります。そうすれば会社としても業績が伸びるわけですからお互いに得するんですよ。
実力社会になれば個人の差は明確になる
ただそうなるとこれまで単に勤続年数が長いだけで高給取りだった人たちや、年功序列の環境になれてしまっている人にとってはやりづらい環境になるでしょうね。
課長や部長などに昇任するすれば責任も増えますが、給料も上がります。でもそれを望んでいる人は減っているんです。
また早稲田大学の研究レポートでも同じことが書れており、横浜市における昇任試験受験者数も減少傾向にあるようです。
参考元: 【PDF】横浜市における昇任試験受験者数の減少について
その要因の1つにポストに対して評価が低すぎることと書かれていますが、他にも公務員になれば終身雇用だし安泰って思いがあるから、努力してスキルを上げたり昇格しようという野心も薄れるかもしれませんね。
でもこれと同じように自己成長をしないことに慣れてしまっていたら成果主義の環境で戦っていくのは難しいでしょう。
「勤続年数が長い=会社への貢献度が高い」ではない
会社に貢献している人間が評価されることは本来の姿であり、会社に貢献していない人間が多くの報酬をもらうことは間違いです。単に長く会社に勤めていればそれだけ会社に貢献しているのかと言われれば、答えはNOですよね。
「勤続年数が長い=会社への貢献度が高い」ではないんです。
もう前から言われていることですが、これからは間違いなく日本の企業も年功序列から実力を評価する成果主義の社会になっていきます。そうなった時に苦労するのは単に会社に行ってるだけのノースキルの人たちということを肝に銘じておかないとヤバいです。
人材もグローバル化してきていると感じる
私がこのまえ福岡県に行った際に思ったのが、外国人のアルバイトや社員さんがかなり増えたということ。福岡でこれだけ人材がグローバル化してきているんだから、大阪や東京など都会ではもっと多くの外国人労働者が増えているはず。
企業としても優秀な人材に働いてもらいたいと思うのは当然のことで、それは別に日本人である必要はないんですよね。
ということは、これまで当たり前に働けていた環境を日本人だけでなく外国人も含めてパイの奪い合いになるわけです。
スキルを身につけていかないと居場所がなくなる
だからこれからはそれに負けないようなスキルを身につけるか、年功序列が残る会社で働くか、もしくは今のスキルのままで通用する国や環境じゃないと居場所がなくなっちゃいます。AIにとって代わられる仕事も増えてくるでしょうからね。
やはり将来に危機感を持って今のうちからいろんなスキルを身につけておかないと置いていかれる時代がそこまで来ている気がしますね。
なので年功序列という甘ったるい負の遺産制度に慣れてしまっているなら、崩壊する前に自分から早めに抜け出して備えておかないとヤバイと感じます。
私は転職でキャリアアップし、自分で稼ぐことも始めています
私は年功序列の会社に居続けることに危機感を感じたので、これまで転職してキャリアアップを重ねてきましたし、サラリーマンとしての給料以外でお金を稼ぐことも実践しています。
はっきり言って私の周りではそういった危機感を持っている人間は多くありません。田舎にいるとそんなのあり得ない、まだまだ先のことだから関係ないって思うんですかね。
でも気がついた頃には今始めている人の背中が見えないくらい差は開いていて、もう追いつけない距離にいるかもしれませんよ。
だからそうならないために何をすべきか?
私が考えて起こした行動は、
- 年功序列ではなく実力を評価してくれる会社で自分を高めていく
- 仕事以外で自分で稼げるスキルを身につけておく
同僚と切磋琢磨したり刺激を受けて自己成長できる環境に身を置くことは大切です。私は転職して環境が変わるたびに新たな不満が出てきたり、成長しないと感じてキャリアアップを繰り返してきました。
あなたも評価や給料に不満があるなら環境を変えることをおすすめします。
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