格安SIM

格安SIMに電話番号をそのまま引き継ぐための手順!

電話番号そのままでキャリアから格安SIMへ乗り換えるイラスト

格安SIMのメリットはなんと言っても料金の安さですが、その際に携帯の電話番号が変わってしまうと、アドレス帳に入れている人たちやクレジットカード会社、銀行や証券会社、保険会社、不動産屋さんなどに番号変更の連絡しないといけないので面倒です。

でもここで紹介する手順通りに進めてもらえれば簡単にキャリア(docomo、au、Softbank)から電話番号そのまま(MNP)で格安SIMへ乗り換えることができますので、ぜひ参考にしてください。

大まかな流れとしては以下のようになります。

  1. 現在契約しているキャリアでMNP予約番号を取得する
  2. 取得したMNP予約番号を使って格安SIMを契約する
  3. SIMカードを格安SIMへ入れ替えて設定する
ちなみに、
電話番号をそのままで他社に乗り換えることをMNP(モバイル・ナンバー・ポータビリティ)

ドコモやauなどキャリアの回線の一部を使用して、格安SIM通信など独自のサービスを提供する事業者のことをMVNOと言います。

分からない用語がでてきた場合はこちらを参考にしてください。

関 連 初心者も5分で分かる!格安SIMに乗り換えるために知っておきたい基礎知識

キャリアを解約する際の注意点を確認しておこう

電話番号そのままで格安SIMに乗り換える手順を紹介する前に確認しておきたい注意事項があります。キャリアで使用しているスマホを解約すると、できなくなることがあるのでしっかりチェックしておきましょう。

これまで貯めたポイントがなくなる

これは当然ですね。キャリア独自のポイントは解約すれば全て無効になります。なので残ポイントが多い場合は商品に交換するなど使い切っておいた方がお得でしょう。

例えばドコモなら100ポイント=100円単位で利用でき、機種代の残債に充てたり、充電器などの付属品購入、旅行やグルメ、キッチン用品などにも交換できます。

キャリアのメールアドレスが使えなくなる

  • @docomo.ne.jp
  • @ezweb.ne.jp
  • @softbank.ne.jp

などのキャリアメールは使用できなくなります。

そのためYahooメールやGmail、xx@ocn.ne.jpなどプロバイダのメールアドレス、LINEなどに移行する必要があります。私もそうですが連絡はほとんどLINEで済ませている人も多いでしょうし、携帯番号が分かればCメールも使えるのであまり問題ないかと思います。

2段階認証やネットバンキングのワンタイムパスワードなどキャリアのメールアドレスを設定している場合は事前に変更しておきましょう。

キャリア独自のサービスは使えなくなる

各キャリア独自のサービスも使えなくなります。例えばドコモiDを使った決済や家族で自分だけ格安SIM(MVNO)に移行した場合、家族割や家族間通話が無料にならなくなりますし、これまで利用していたプランも適応されなくなります。

おサイフケータイ機能はどうなのか?

気になるのがおサイフケータイ機能です。全く使わない人もいるでしょうが、通勤やコンビニでモバイル決済を使用されている方も多いと思います。

これまでおサイフケータイ機能を使用されていたスマホであれば、機種はそのままで格安SIMを差し替えていただくだけで使用可能です。

モバイルSuicaや楽天Edy、WAON、nanacoなど使えますので安心して下さい。

しかし元々その機能が付いていない機種を使われている方や、MVNOで販売されているSIMとスマホのセット端末を購入した場合は使えません。

ただMVNOのセット端末の全てがダメというわけではなく、中にはXperiaやAQUOSシリーズなど日本製のスマホの一部で対応している機種もあるので、セットで購入を検討している方は端末を確認して下さい。

解約料や手数料が発生する場合がある

各キャリアとも電話番号そのまま移行(MNP)する際に転出料がかかります。料金(税別)は以下の通り。

  • docomo:2,000円
  • au:2,000円
  • ソフトバンク:3,000円

また新たに格安SIMを契約する際にも契約事務手数料が3,000円かかります。

それとキャリアでiPhoneやAndroidスマホを契約した際に端末代を分割払いにしている場合は、残りの代金を分割もしくは一括で支払わなければなりません。

また2年縛りの契約にされている場合、更新月以外の解約には解約料金が発生します。(プランによって料金は異なります。)

  • docomo:9,500円
  • au:9,500円
  • SoftBank:9,500円
これらキャリア解約時の注意事項を確認したら手順を見ていきましょう。

電話番号そのままで格安SIMに移行するための前準備

まずは電話番号をそのまま引き継ぐ(MNP)ための前準備をしましょう。

今使っているスマホが格安SIMに対応しているか確認する

まず初めに確認しておかないといけないのが、いま使っているスマホが乗り換え先の格安SIMに対応しているかどうかです。

古い機種や古いOSのバージョンによっては動作確認がとれていなかったり対応していないものもあるため、乗り換え前にきちんと確認しておきましょう。

それと同時に乗り換え先のMVNO(格安SIM)が現在契約しているキャリア(docomo、au、Softbank)と同じ回線を使っている必要もあります。

例えばdocomoのスマホを使用している場合、ドコモ回線に対応した格安SIM(MVNO)、auのスマホだったらau回線に対応した格安SIMじゃないと使えません。

SoftBankの場合は回線周波数が違うのでSIMロックを解除しなければなりません。しかしSIMロックを解除すればドコモ回線&au回線の格安SIM(MVNO)が使えるようになります。ただし機種によっては未対応のものもあるので各社ホームページでご確認下さい。

またガラケーからスマホに乗り換え検討している方は、SIMフリーの端末を購入するか、各MVNOが販売しているSIMとスマホのセットが料金的にはおすすめです。

ちなみにこのサイトでも人気の楽天モバイルであればドコモ回線のみ、mineo(マイネオ)であればドコモ回線とau回線の両方に対応しています。あとは各社のホームページで対応機種を確認すればOKです。また両社ともiPhoneに対応しています。

音声通話対応SIMのプランや料金を確認しておく

使用中のスマホが格安SIMに対応していることが確認できたら、乗り換え先の料金プランを確認しておきましょう。格安SIMにはデータ通信専用SIMと音声通話対応SIMの2種類があります。

電話番号をそのままで移行されるということは、通話をするはずなので通話機能のある音声通話対応のSIMを選ばないといけません。データ通信専用SIMだと090や080や070の番号を使って通話できないので注意が必要です。

タシテク
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↓先におすすめの格安SIMのプランを確認したい方はこちら↓
※おすすめの格安SIM5選のページリンクのところまで移動します。

確認できたらいよいよ本手順です。

各キャリアでMNP予約番号を取得する

各キャリアから電話番号そのままで転出して新しい格安SIMで契約する時は、MNP予約番号が必要になります。

この番号を使って契約することで電話番号を引き継ぐことができます。そして新しい格安SIM(MVNO)と契約ができたらキャリアは自動で解約されます。

ドコモでMNP予約番号を取得する方法

MNP予約番号は電話もしくはインターネットで取得することができます。携帯電話と一般電話からではかける番号が異なります。またパソコンで手続きを行なう場合は「dアカウントとパスワード」が必要になるので準備しておきましょう。

利用方法MNP予約受付窓口受付時間
ドコモの携帯電話からかける場合1519:00~20:00
一般電話からかける場合0120-800-0009:00~20:00
パソコンから手続きする場合My docomoにログインして「各種お申し込み・お手続き」を選択する24時間

ちなみに私がMNPした時の様子を書いておきますね。

docomoで「151」に電話した場合ダイヤルの「4」→「2」を押して「携帯番号ポータビリティ」に進みます。するとオペレーターに繋がり、本人確認のため4桁のネットワーク暗証番号を聞かれます。もしネットワーク暗証番号が分からない場合は「生年月日」や「携帯料金の支払い方法」等で本人確認できるので大丈夫です。

それからオペレーターから解約の理由、メールアドレスやポイントの失効など注意事項が説明され10桁のMNP予約番号を教えてくれます。私の場合は特に引きとめられることもなくすんなり終了しました。

auでMNP予約番号を取得する方法

auの場合は電話かezwebから行えますが、ezwebはガラケーからのみなので、スマホやパソコンで行いたい方は電話でMNP予約番号を取得してください。

利用方法MNP予約受付窓口受付時間
auの携帯電話と
一般電話からかける場合
0077-754709:00~20:00
EZwebから行なう場合トップより「auお客さまサポート」をご選択ください。その後「申し込む/変更する」を選択する9:00~21:30

SoftBankでMNP予約番号を取得する方法

SoftBankの場合も電話かMy SoftBank(3G ケータイ版のみ)から行うことができます。auと同じでスマホやパソコンからは予約番号の取得はできないので、電話をしてください。

利用方法MNP予約受付窓口受付時間
携帯電話と
一般電話からかける場合
0800-100-55339:00~20:00
Yahoo!ケータイトップより「My SoftBank」をご選択して、「各種変更手続き」を選択する9:00~21:30

もちろん各社とも店舗でMNP予約番号を取得することもできますが、対面だと店員さんに引き止められるのが面倒なので電話かネットでの手続きをおすすめします。

※各キャリアで取得したMNP予約番号には有効期限があります。予約番号発行日を含め15日間以内に転入先の格安SIMと契約を行って下さい。15日を過ぎると自動で無効となるので再度MNP予約番号を取得する必要があります。ちなみに番号取得にお金はかかりませんし、格安SIMの契約が完了しない限り勝手に解約にもならないので安心してください。

ここまで出来たら新しい格安SIMを購入して手続きをします。が、その前にもう一つ注意点があります。

回線切り替え時の通信できない空白期間について

格安SIM(MVNO)によって「キャリア解約→格安SIM使用開始」までの間に使用(パケット通信、通話)できない空白期間があります。といっても通信ができない期間は15分〜60分程です。※MVNOによって異なります。

楽天モバイルの場合

ちなみにこのサイトで人気の楽天モバイルの場合、Webから申込み時にMNP手続き方法として「電話」と「Web」の2つから選べます。

「Web」を選んでしまうとスマホで電話やネットができない空白期間が2日ほどあるのでご注意を。「電話」だと15分ほどで切り替えできるので「電話」にしておきましょう。

楽天モバイルのMNP手続き方法

mineo(マイネオ)の場合

mineo(マイネオ)の場合は、インターネットからのみMNP(電話番号そのまま)の切り替え作業ができます。Wi-Fi接続したスマホやネットに繋がるパソコンから手続きを行ってください。

docomoプラン(Dプラン)は1時間程度、auプラン(Aプラン)への切替は30分程度で完了します。

mineo(マイネオ)のMNP手続き方法

電話番号そのままで格安SIMへの乗り換えは簡単

いっけん複雑そうに見えますが、上記の手順通り進めてもらえれば自宅で簡単に行えます。

契約中のキャリアでMNP予約番号を取得する

MNP予約番号を使って格安SIMを契約する

格安SIMが自宅に届いたら回線切り替え手続きをすれば完了(この時点でキャリアは自動解約)

あとはどこの格安SIM(MVNO)を選ぶかです。私のおすすめはこちらで紹介していますので参考にしてみて下さい。早めに乗り換えて携帯代を節約しましょう。

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