
お酒っておいしいしストレス発散にもなるし、百薬の長といわれるように適量を飲めば体には良いです!
でも飲みすぎると体臭がきつくなる原因になってしまいます。
大量にお酒を飲んだ次の日って汗が焼酎臭かったり、口臭も酒臭くなりますよね。
これってアルコールを飲んだ本人は気付きにくいのですが、飲んでない人からすれば相当迷惑です。
今回はお酒の飲みすぎで体臭がきつくなる原因と対策を紹介しますので、改善をしようと思っている人、心当たりのある人はぜひ実践してみてください。
読みたい所をクリック
酒臭い人は嫌われる

口臭や体臭に限らずですが、臭い人は嫌われます。
とくにお酒・アルコール臭に関しては、人間の嗅覚に伝わりやすい匂いだと言われています。
ワキガや体臭治療専門の五味クリニックのサイトによると、アルコールは臭い体臭を醸し出す元、アルコールはタバコと並び「二大悪臭源」と書かれています。
電車で酔っ払いの隣になったり、職場で同僚や上司が酒臭いと二日酔いだとすぐ気づきますよね?
自分では気づかないけど、お酒を飲まない人やシラフの人にとってはかなり不快な臭いです。面と向かって話しているとこっちまで酔っ払いそうな時があります。
- 晩酌した旦那さんと一緒の寝室に寝ていますが、変な臭いが漂っていてきつい
- 接待で呑んできた日は旦那の吐息と汗臭さが混じってきつい
- 電車で隣になったおじさんが酒臭くて吐きそうだった
不快な思いをしている人がたくさんいます。
でも奥さんや子供に「パパお酒くさーい」って言われてるうちは良いですけど、職場の女性や知らない人に臭いって思われてたらショックじゃないですか?
お洒落なバーで女性と飲んでいても、実はこの人くさいなんて思われているかもしれませんよ。ほとんどの女子が臭い男は嫌いですからね!
自分はおいしく飲めればいいですけど、もしかすると他人に迷惑をかけている可能性もあります。
なので他人事だと思わず、晩酌好き、接待や仕事終わりで居酒屋やスナックによく行くって人は気を付けましょう。
お酒を飲むと体臭がきつくなる原因とは?
では、体臭がきつくなる原因とはなんでしょうか?
アルコールが汗の量を増やすため

お酒を飲むと顔が赤くなったり脈拍が速くなったりしますよね?
それはアルコールには血管を拡張させたり、汗をかきやすくさせる働きがあるからなんです。
またお酒を飲むと体が火照って熱くなりますよね?
あれもアルコールが体内で酸化されることで熱量を発生させ体温を上げてしまうんです。
当然体温が上がると汗をかきやすくなり、体臭の原因になるリスクは高まります。
また普通に汗をかくより飲酒をして急激に発汗した時のほうが臭いの成分が強いので臭く感じます。
これがお酒が体臭の原因になる理由です。
肝機能の低下で疲労臭がでるから
カラダの内部から出る臭いを疲労臭といいます。
疲労臭は鼻をつくようなツンとした臭いで、ストレスや疲れ、お酒の飲み過ぎによって肝機能が低下することにより起こります。
肝臓の機能が低下するとアンモニアが発生しやすくなり、それが汗と一緒に皮膚から漏れ出てしまうので臭うんですね。
アンモニアといえば悪臭の代表のような成分です。だから体臭が臭いと思われやすいのです。
アルコールが分解されると酒臭いアセトアルデヒドに変わるから

アルコールは体内で分解されると、アセトアルデヒドや酢酸という物質に変わります。
これが曲者なんですが、アセトアルデヒドは二日酔いの原因になる物質で、いわゆる青臭い匂いや二日酔いの人の体臭の臭いがします。
また酢酸はすっぱい感じの臭いです。
通常ビールや日本酒などお酒を飲むと尿としてアルコールも出ていきますが、その量が多いと汗からも排出されるので、先ほどのような臭いが体臭となって現れるんですね。
世の中にはお酒が強い人と弱い人がいます。
日本医科大学とアサヒグループホールディングスとの共同研究によると、お酒に強い人と弱い人の血中のアセトアルデヒド濃度は全く違うという調査結果がでています。
お酒に弱い人はアセトアルデヒドの血中の濃度が高く、その影響を受けやすいため注意が必要です。
またお酒に強い人はアセトアルデヒドの影響(頭痛や吐き気など)を受けにくいので、飲み過ぎてしまう傾向にあります。
参考元:アサヒビール公式サイト
つまりお酒があまり飲めない人はアセトアルデヒドの濃度が高いため、強い人は飲み過ぎると濃度が高くなるため体臭や口臭として現れやすいということですね。
結局はどちらの人も気を付けて下さいってこと。
またお酒と一緒にタバコを吸われる方も多いと思いますが、タバコも体臭の原因になるので、この組み合わせは体臭にとっては最悪です。
体臭に影響しないお酒の種類ってあるの?
ちなみにお酒の種類には、
- ビール
- 発泡酒
- 日本酒
- 焼酎
- カクテル
- チューハイ
- ワイン
- 梅酒
- ウイスキー
- ブランデーなど様々あります。
この中で体臭に影響しないお酒はあるでしょうか?
答えは…
ありません!
体臭の原因はアルコールが体内で分解されることで発生するアセトアルデヒドや酢酸なので、アルコールの含まれているお酒は全部NGです。
なので、ノンアルコールのビールや酎ハイはOKです。
- アルコールが汗の量を増やすため
- 肝機能の低下で疲労臭がでるから
- アルコールが分解されると酒臭いアセトアルデヒドに変わるから
酒臭い体臭を消す、軽減する方法
お酒で体臭がキツくなる原因を踏まえて対策を見ていきましょう。
禁酒する、飲酒量を減らす

最も手っ取り早くて効果的なのが禁酒です。
アルコール摂取が体臭の原因となっているわけですから、辞めればいいのです。
ただ断酒できれば苦労はしませんよね。
じゃーどうするか?
飲酒する量を減らしましょう。
適量を飲めばストレス発散にもなるし、体臭や健康にも悪影響にはなりません。
人によって体臭に影響するアルコールの量は違うので、ビールは何本までみたいなことは言えませんが、飲み足りないくらいでやめておくのがいいでしょう。
毎日の量を減らしてもいいし、飲む日と飲まない日を決めて休肝日を作るのもいいですね。
ちなみに、わたしも毎日缶ビール3本飲んでいたのを週末だけにしました。まぁ健康診断で尿酸値が高いという理由もあるんですけどね。
いまでは週末にプリン体0のビールを1、2本飲む程度です。
そして奥さんや彼女など体臭のことを聞ける人がいるなら、お酒の量を減らしてみて体臭予防に効果がでているか聞くのが一番いいですね。
また職場の女性らの反応も意識しておくと変化が感じられるかもしれません。
夜の付き合いを断る、ストレスを発散する
アルコールが体臭の原因になるひとつに、肝機能の低下による疲労臭があると説明しました。
上司との付き合いや会社の取引先との接待など、夜の付き合いを減らすことで肝臓をケアできますし、疲れやストレスを発散することでも効果があります。
ストレスを溜めないのは難しいので、お風呂にゆっくり入って疲れを癒したり、趣味に没頭する時間を作るなど体調改善を意識してみましょう。
あとは適度な運動や早寝早起き、バランスの取れた食生活など規則正しい生活を送ることも大切です。
これを機会に普段の生活を見直してみてはいかがでしょうか?
飲酒時にアセトアルデヒドを分解する食べ物を食べる
アルコールが肝臓で分解されるとアセトアルデヒドが生成されます。
このアセトアルデヒドは二日酔いの人のような臭いを発し、体臭として現れます。
ということは、この臭いの元となるアセトアルデヒを早く分解すれば良いわけです。
卵料理がおすすめ

アセトアルデヒドを分解する効果のある食べ物のおすすめは卵です。
飲酒時はおつまみやご飯などで卵料理を食べると良いでしょう。自宅でも居酒屋でもメニューにありますよね?
例えばサラダに入ってるゆで卵とか、出汁巻き卵、オムレツ、オムそばとか好きな物をお酒と一緒に食べて下さい。
それとそもそも肝臓に負担のかかる高タンパクなお肉などを食べ過ぎないことも重要です。
二日酔い対策ドリンクもおすすめ
お酒を飲む前って酔っ払ったり二日酔いにならないために、ドリンク剤を飲んだりしますよね。
私もよくウコンを飲んでます。様々な種類の物が売られてますが、その中でも体臭の原因となるアセトアルデヒドの分解を早める効果のあるドリンクを紹介します。
それは
- コカコーラが販売しているリアルウコン
- 味の素が販売しているノ・ミカタです
どちらにもアセトアルデヒドの分解を早めるアラニンが含まれています。
よく二日酔いした日はしじみの味噌汁が効くとか言いますが、しじみやあさり、ハマグリにはアラニンが豊富に含まれているからなんですね。
まとめ:お酒で体臭が臭いって思われないようにしよう!

お酒をたくさん飲みたいけど体臭も気になる人は、紹介した対策を行えば無臭にはならなくとも臭いを軽減できます。
とにかく一番良いのはお酒の量を減らし適量にすること。
それと合わせて飲酒時には卵料理を食べ、紹介した二日酔い対策のドリンクを飲んで下さい。
また飲酒時は汗をかきやすくなるので、トイレに行って汗拭きシートでさっぱり拭き取るのもいいでしょう。
こんなこと考えながらお酒飲むなんて面倒くさいと思うかもしれませんが、臭いと思っている人のことも考えるべきですね。
男だけの飲み会なら神経質に意識する必要はないでしょうけど、合コンや会社の飲み会で女子がいる場合、次の日の会社の人のことも考えるとしっかりと対策はしておいたほうがいいです。
臭い男は嫌われ、香る男はモテます!
まぁモテなくても臭いより清潔感のある男性と思われたほうがいいじゃないですか。
ぜひお酒好きな男性は対策をしっかりしておきましょう。
飲酒時だけでなく普段からも体臭が気になっている中年男性はこちらの記事も要チェックです。
