
暑くて汗を多くかく夏より寒い冬のほうが汗臭い、体臭が気になることありませんか?
お風呂できちんと体や頭は洗っているのに布団が臭うとか、日中汗臭いとか。
ワキガでもないし夏はそこまで気にならなかったのに、なぜ寒い冬は臭いの?って。
実は夏よりも冬のほうが体臭がキツくなるのは自然なことなんです。
ここではなぜ冬なのに汗臭くなるのか、体臭がキツくなる原因と対策を紹介します。
職場のオフィスだけでなく満員電車やエレベーター内で人が密集している空間では、周りに臭いが伝わりやすいので気をつけましょう。
女性は男性の臭いには敏感で、臭いものを本能的に嫌いますので、ミドル脂臭がでやすい30代後半から40代の男性はとくに要チェックです。
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夏より寒い冬の季節のほうが体臭がきつくなる原因とは?
なぜ汗だくになる夏より寒い冬のほうが汗臭く、体臭が気になるのでしょうか?
それには以下のような原因があります。
冬のほうが汗の臭いの濃度が濃くなるから
冬の季節のほうが体臭がキツくなる原因は、汗の臭いが強くなるからです。
通常、汗は皮膚の汗腺からでてきますが、夏のように汗をかきやすい時期はその汗腺の機能が活発になり、臭いの原因となるミネラルやアンモニアを血管に吸収する働きが強くなるため臭いの濃度が薄まります。
いっぽう、冬は汗をかきにくいため汗腺の機能が低下して、ミネラルやアンモニアが吸収されにくくなるので一緒に汗として出てしまうんですね。
つまり同じ汗でも夏と冬では臭いの濃度が違うということです。
これが冬に体臭がキツくなる原因のひとつです。
冬は全身ではなく部分汗が多くなるから

夏は全身から汗をかきますが、冬は脇や手のひら、足の裏など部分的に汗をかきやすくなります。
学生の頃の体育の授業を思い出すとわかりやすいと思いますが、運動した後って寒い外気に触れている顔や手足部分より、外気に触れていない脇などの方がいっぱい汗をかきませんでしたか?
それと短時間で大量の汗が出るのも特徴です。ストレスや緊張を感じたら手汗や脇汗をかきますが、まさにそれと同じ状態ですね。
とくに脇に関しては臭いの強いアポクリン腺が集中しているので、体臭がキツくなるというわけです。
通気性の悪い服のせいでワキ汗など臭いがこもるから
夏は大体Tシャツ1枚とか上にもう1枚シャツを羽織って着るくらい、また袖やワキの部分が大きく開いているデザインの洋服が多いと思います。
暑いので通気性が良く涼しい衣服を着るのは当然ですね。
しかし冬は肌着の上に長袖のシャツやセーター、トレーナーを着てその上にコートやジャンバーなど汗が蒸発しにくい服を着ることが多いです。
その状態で暖房の効いているオフィス、バスや電車でコートを着ていると脇汗をかきやすく、しかも洋服を着込んでいるのでモワッと臭いが溜まりやすくなります。
Tシャツや通気性のよい洋服だったらその汗臭さも外に逃げていきますが、冬服だとそうはいきません。タートルネックのシャツなんかは首下までスッポリですからね。
上着を脱いだときに服の首の部分をパタパタしたり、ネクタイをはずと脇汗の臭いとかモワッとした経験ないですか?
あれは体臭の逃げ道が無いことが原因で起こるのです。
例えばオナラでもそうです。普通にするより、にぎりっ屁の方が手に溜めた分臭いがこもるので臭いですよね。それと一緒の事です(笑
冬は夏に比べて体臭対策を怠りがち
これは体臭そのものの原因ではありませんが、冬のほうが体臭対策を怠りがちということです。
夏は汗をかくことが多いので制汗スプレーや汗拭きシートで臭い対策をする人は多いですが、冬に汗や臭いケアをにしている人ってどれくらいいるでしょうか。
夏はカバンに制汗スプレーを入れてる人、冬も持ち歩いていますか?
汗をかきにくい冬だからという意識で予防や対策を怠りがちなことも、体臭が気になる原因のひとつと言えるでしょう。
- 冬のほうが汗の臭いの濃度が濃くなるから
- 冬は全身ではなく部分汗が多くなるから
- 通気性の悪い服のせいでワキ汗など臭いがこもるから
- 冬は夏に比べて体臭対策を怠りがち
冬の汗臭さや体臭対策
冬の体臭の原因を見てみると夏だけじゃなく、冬だからこそ体臭対策をしっかりやっておかないとまずいことが分かりますよね?
というわけで、冬の汗臭さ、体臭を予防するための対策をチェックしましょう。
あえて汗をかいて汗腺を活発にする

冬は汗をかきにくいため汗腺の機能が低下して、臭いの濃い汗が出やすいと書きました。
ということは、汗腺の働きを活発にすれば、臭いの濃度が薄くなり体臭が軽減されるということです。
具体的な対策としては、ゆっくり湯船に浸かる、ウォーキングやジョギングなど有酸素運動で体を動かし、積極的に汗をかく状況を作りましょう。
ちなみに短距離走やベンチプレスなどの瞬発的に筋肉を使うような無酸素運動は避けたほうがいいです。
というのも、無酸素運動だと乳酸が増えて、40代に起こりやすいミドル脂臭の原因になるからです。
ジムに通う場合も、体臭予防という観点では、ガッツリとした筋トレではなくエアロバイクとか軽めの運動がおすすめです。
お風呂でできる汗腺トレーニング

お風呂で簡単にできる汗腺の働きを活発にする手足高温浴というトレーニングも紹介しておきます。
バスタブに3分の1ほどお湯を貯めます。お湯の温度は43〜44度と高めにしてください。
あとは両足と両手を10〜15分浸けておくだけです。バスタブのなかに小さなイスを置いて前屈みになって座るとやりやすいでしょう。
これを毎日繰り返すことで、汗をかきやすい体質へと変わってきます。
蒸れにくく臭いがこもりにくい洋服を着る

通気性がよく臭いがこもりにいく冬服って自分のクローゼットを見ながら考えたんですが、なかなか無いですね。
だって寒いんだから少しでも暖かい素材の物を買うのは当たり前です。
ではどうするか?
下着や肌着を通気性の良い綿やコットンにするのがおすすめです。
カーディガンとか羽織る物でもコットン素材の物ありますよね。あと編み目の荒いほうが風を通すので通気性は良くなり蒸れも軽減できます。
しかしデメリットもあって、通気性がよいという事は風を通しやすいので寒くなります!
なので、私は肌着は通気性がよく汗も吸い取りやすい綿素材の物を着て、上着やジャケットなどは特に気にせず今まで通りの物を着てます。
それだけでもずいぶん汗臭さや体臭が改善されますよ。
また足臭が気になる人は足が蒸れにくい靴下や靴を選んでくださいね!
それと肌着が汗を吸収して雑菌が繁殖することも臭いの原因なので、脇用の汗取りパッドを使うのも有効ですね。
これだと直接肌着が汗で汚れることもないので。
コートやスーツなどの上着も手入れをする

それとスーツやコートなどなかなか洗えない上着を汗をかいたままにしておくと臭いを放つ原因になります。
そのためクリーニングに出したり、家に帰ったらお手入れをしましょう。
汗をかきやすい襟や脇の部分を固く絞ったタオルでトントンと叩くだけでOKです。これで汗抜きができます。
強く擦ると記事を痛めるので優しく叩いてくださいね。
あとはファブリーズのようなファブリックスプレーで臭い対策するのも効果的です。
部屋に入る前に上着を脱ぐ、パタパタする
やはり通気性のよい肌着を着ていても、その上に着ている洋服で密封されていたら、上着を脱いだ瞬間にモワッと臭います。
なので、人混みの中では暑くても洋服をパタパタしないこと。オフィスやお店に入る前には上着を脱いでパタパタして汗臭さを拡散させましょう。
人がいるところを避けることで、いきなり蒸れた汗臭さを嗅がせずに済みます。
制汗スプレーや体臭クリームを使う

上記のような対策をしても汗はかくし、体臭をゼロにすることはできません。
そのためかいた汗を臭わせない対策も合わせて行うことが大切です。
夏だと汗でビチョビチョになるので下着の替えを持ち歩くのもひとつですが、冬だと寒くて着替えるのも大変です。
そこで体臭対策のクリームや制汗・消臭スプレーを使いましょう。
汗のかきやすい夏だったら体臭予防策として当たり前にやりますが、冬もやってください!
だって冬のほうが体臭がきつくなることが多いんですから。夏以上にやらないといけないんです。
オフィスや移動中でもトイレでサッとできるので、エチケットとしてカバンに入れておくべきですね。
私がおすすめする体臭予防のクリームはこちらの記事で紹介しています。
また30代後半から40代にでやすいミドル脂臭を予防するシャンプーやボディーソープも紹介しているので合わせて使うと効果的です。

冬の体臭の原因と対策まとめ
冬なのにではなく、寒い冬だからこそ体臭対策をしておかないと職場の人や周りに嫌われますので、しっかり意識していきましょう!
- 冬のほうが汗の臭いの濃度が濃くなるから
- 冬は全身ではなく部分汗が多くなるから
- 通気性の悪い服のせいでワキ汗など臭いがこもるから
- 冬は夏に比べて体臭対策を怠りがちだから
- あえて汗をかいて汗腺を活発にする
- 蒸れにくく臭いがこもりにくい洋服を着る
- 部屋に入る前に上着を脱ぐ、パタパタする
- 制汗スプレーや体臭クリームを使う
今回は冬の体臭対策について紹介しましたが、季節に関わらず体臭を予防するためには食事や運動など普段の生活習慣の見直しも重要です。
こちらの記事ではその辺についても触れているので合わせて読んでみてください。
