将来や老後のために貯金をしている人もいるでしょう。
わたしは会社の退職金や国からの年金をあてにしないで済むよう、将来に備えて定期預金をしていました。
過去形になっている理由は、定期預金の低金利にメリットを感じられず、投資信託に乗り換えたからです。
政府もNISAや個人型確定拠出年金などの制度をすすめていますが、これからは自分や家族への備えとして、貯蓄ではなく資産を形成しておいた方が安心です。
ここではわたしが定期預金の代わりに投資信託を始めた理由と運用実績を紹介します。
結果的に非常にメリットを感じているので、将来への備えをしたい人の選択肢の1つになればと思います。
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将来のために定期預金で貯金を始めた
子供の教育資金や両親の介護、自分の老後のためなど将来のお金に関する不安を少しでも解消するために貯金ってしますよね。
わたしも将来に備えて定期預金をしています。なぜ定期預金にしたかというと、
- 満期まで引き出しができないため強引に貯金できる
- 普通預金とは別口座なのでつい使ってしまうという事がない
- 普通預金より金利(利率)が高い
という理由です。
金利(利率)が低いので定期預金にメリットを感じなくなった
しかしいまは大手銀行やネットバンクなども超低金利なので、利息の恩恵をほとんど受けることができません。このまえ通帳を見ましたが、たった数十円しか利息がついてませんでしたからね。
もちろん将来のいざという時のためにお金を預けておくことは大切ですが、どうせなら少しでも増やしたくないですか?
普通預金より金利が高いからという理由で定期預金を始めたのに、利息の恩恵が受けられないのであればメリットを感じません。
ちなみに、わたしが利用している宮崎銀行の定期預金の金利は、
- 1年で0.01%
- 3年で0.01%
- 5年で0.03%
1,000万円以上の大口定期預金でも金利は一緒です。
この金利でどれくらいの利息がもらえるのか試算してみると、例えば100万円を1年間預けた場合の利息は100円。5年定期でもたったの300円です。
100万円預けたときの利息は、ATMの手数料1回分より少ない
宮崎銀行の場合、平日の時間外にATMでお金をおろすと108円の手数料がかかります。セブン銀行を使うと、土日・祝日は2倍の216円です。
1年の間に1回でもATMで引き落としや預け入れすると、定期預金100万円分の利息より高くつくんです。たった1回で赤字…
そんな低金利にメリットってないでしょ。これなら銀行に預けずにタンス貯金でもしておいた方がまだマシ。手数料も取られませんからね。
定期預金といっても読んで字のごとく、定期的にお金を預けるだけです。
そう気が付いてから、もっと賢くお金を増やす資産運用がないか考えるようになりました。
じゃあ、どんな資産運用がいいのか?
じゃあ定期預金以外でお金を増やしていく場合、なにがおすすめなのか。
わたしが重視したのは「お金は増やしたいけど、手間はかけずに安心・安全に運用したい」ということです。
それを考慮して定期預金の代わりに考えたのが投資信託です。
60歳まで引き出すことができない個人型確定拠出年金(iDeCo)や個人向け国債も迷いましたが、お金を増やす点においては投資信託のほうにメリットを感じたので今回は却下しました。
さらにお金を増やすことに重点を置くと、株やFX、仮想通貨などがありますが、これは相場の変動の影響を受けやすく元本を割る可能性も高いです。
またトレードに一喜一憂するのも疲れますし、余剰資金でやるならまだしも、将来の貯金をこれに頼るのはリスクが高すぎるので却下しました。
※仮想通貨の短期トレードはしていませんが、積立は始めました。
もちろん投資信託も経済状況に応じて価格変動があるので、元本を割る可能性もあります。しかし株や不動産などその他の投資に比べるとリスクは低いです。
それに、
- 販売会社
- 運用会社
- 信託銀行
これらが破綻しても投資額は守られる制度になっているため、大きなリスクは軽減できます。
銀行が倒産したら預金額1,000万円プラス利子までしか保証はしてくれませんからね。その点でも銀行より安心です。
参考元: 投資信託の安全性 -投資信託協会-
定期預金の代わりに投資信託を始めてみました
というわけで定期預金の代わりに投資信託をはじめてみました。
わたしは楽天証券で口座を開設し、選んだ投資信託の銘柄(ファンド)は「ニッセイ 外国株式インデックスファンド」です。このファンドを毎月2万円分購入するようにしています。
投資信託のメリットや口座を開設するためのおすすめ証券会社などについては、こちらの記事で紹介しています↓
関 連 初心者が資産運用するなら投資信託がおすすめと思った3つの理由&始めてみた
定期預金より圧倒的に利息が高い結果になった
最初の3ヶ月間は1万円しか積立しておらず、4ヶ月目に4万円入金しました。その後はずっと2万円ずつ積立しています。
その資産の推移は以下の通りです。
積立の推移 | 損益金額 (トータルリターン) | 資産合計 | |
1ヶ月目 | 10,000円 | +1,211円 | 11,211円 |
2ヶ月目 | 20,000円 | +2,401円 | 22,401円 |
3ヶ月目 | 30,000円 | +2,167円 | 32,167円 |
4ヶ月目 | 70,000円 | +3,102円 | 73,102円 |
5ヶ月目 | 90,000円 | +3,616円 | 93,616円 |
6ヶ月目 | 110,000円 | +4,770円 | 114,770円 |
7ヶ月目 | 130,000円 | +6,276円 | 136,276円 |
8ヶ月目 | 150,000円 | +8,602円 | 158,602円 |
9ヶ月目 | 170,000円 | +9,682円 | 179,682円 |
10ヶ月目 | 190,000円 | +8,899円 | 198,899円 |
11ヶ月目 | 210,000円 | +13,291円 | 223,291円 |
12ヶ月目 | 230,000円 | +22,547 円 | 252,547 円 |
1年間投資した金額の合計は23万円です。ですが、現時点で資産の合計は252,547 円となっており22,547円も増えています。
もし宮崎銀行の定期預金にしていた場合、24万円(1年間)× 0.01%(金利)= 24円(利息)
定期預金だったら利息はたったの24円ですが、投資信託では22,547円になりました。
その差は歴然、なんと939倍ですからね。順調に右肩上がりに推移しているので、このまま積立を続けていきます。
というわけで以上、定期預金の代わりに投資信託を始めた理由と運用実績の紹介でした。
将来への貯蓄で迷っている方へ
最後にどうやって貯蓄していこうか迷っている方へ。将来への貯蓄方法には様々な選択肢があり、定期預金も投資信託もその1つです。
わたしは、手間をかけずに安心・安全にお金を増やしていくことを重要視して投資信託を選びました。
定期預金するなら投資信託の方がおすすめ
実際にわたしがやったことがあるのは銀行への預金と投資信託です。
それ以外のFXや株などはやっていないためおすすめはできませんが、もし定期預金と投資信託ではどっちがおすすめか? と聞かれたら投資信託と答えます。
上記で紹介した通りかなりの違いがでてますからね。
いまはわずか2万円の積立ですが約1年で13,000円ほど増えているので、投資額を増やして何十年も続けたら、複利効果でかなりの額になっているはずです。
もちろんこのさき相場によって変動はあると思いますが、このまま続けていきます。数十年後どうなっているのか楽しみです。
手間に関しても証券会社の管理画面に月1回ログインして資産の推移をチェックするくらいですね。実際それしかしていません。
これからは将来のために預けるだけの定期預金ではなく、資産を形成する投資信託にしておいた方がメリットあると感じています。
やってみようかなと思った方はこちらの記事をどうぞ↓
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