「自分はおじさんだから」って言葉が嫌いです。
「俺はもうおっさんだからさ〜」「年だからね」って自虐ネタで自分を卑下することに違和感を感じるんですよ。
ハッキリ言ってこの言葉になんのメリットも感じないし、言われた方はリアクションに困るでしょ。
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そもそも何才からがおじさんなんだろう?
「自分はおじさんだから」この言葉を50代、60代の方が使うならまだわかるんです。
でも、よく耳にするのは20代、30代、40代の方です。
そりゃあ、中学生や高校生にとってみれば30代でも自分の親の年齢の人もいるかもしれませんが、40代だってまだまだおじさんじゃないですよ。SMAPの中居君やキムタクだって全然おっさんじゃないでしょ?
50代でも若々しい人いますが、そんな人っていろんな所に気を使っていてかっこいいですし、逆に20代でもおっさんみたいな人はいますよ。
でもそれを卑下する必要ないと思うんです。なんか自分で認めちゃってるのがかっこ悪い。
自分はおじさんだからと自虐ネタを言う心理ってなんだろう?
私にはこの言葉を使う意味が分からないです。なので、自分なりにこの自虐ネタ発言の意味を考えてみました。
そんなことないですよ〜って褒められたい?
まず思ったのが「自分はもうおじさんだから」に対して、「え〜○○さんまだ若いじゃないですか〜」って褒められたい説です。
自分を卑下することでかまってもらいたいのか、そんなことないと言ってもらいたいのでないかと思います。
もし自分が女性なら言われる度にうざいですけどね。
「そうですね、おじさんですよね」とは答えられないので「そんなことないですよ」としか言えないでしょ。
男性だって女性に「私はもうおばちゃんだから」って言われたら「そんなことないですよ」って答えるでしょ?
自分に自信がなく好き避けで使っている
好き避けって知ってます?
小学生が好きな子にわざと意地悪するじゃないですか。あれです。
これって自分に対して自信のなさの現れだと思うんです。
例えば自分より若い女性を好きになった場合、相手に自分の好意を悟られたくない、つまり俺なんて恋愛対象にならないよという自信のなさからおじさんというワードが出るんじゃないかと。
もしかすると逆に年下のあなたは私の恋愛対象じゃないから無理というのを遠回しに断るつもりで使っている人もいるかもしれませんが。
ジェネレーションギャップのダメージを減らしたい?
私は36才なのでハタチぐらいの人と話をしていると「それなんですか?」って会話が噛み合わないことがあります。
これって当然のことで、年代が違えば若い子達のテンションには着いていけないし、ノリも違います。知らないことだってたくさんありますよ。
おそらくその時に「自分はおじさんだから」と言ってる人は、先にそれを言っとけば相手におっさんだからしょうがないと思ってもらえるし、自分自身に言い聞かせることで、ジェネレーションギャップのショックを和らげてるんじゃないでしょうか。
いわゆる自己防衛ですね。
本当におじさんだと思っている
10代、20代に比べて30代、40代はお腹も出てくるし、体力も低下してきます。確かに若い頃に比べておっさんになったなと自覚することはあります。
素直にそれを表現してるだけの人もいるのかも。でもそれを口に出して言う必要性はないです。
自分をおっさん、おばさんと言うのは己の価値を下げるだけ
勝手にいろいろと想像してみましたけど、実際に言ってる人の心理はいずれかに当てはまるでしょう。
自分はおじさんだからと言っちゃうと、言われた相手も卑屈な印象を受けるだろうし、言って得することはないですよ。その発言で相手が不快な思いをしてるかもしれませんからね。
このワードは自分の価値を下げるだけ。
マイナスになることはあってもプラスになることはない、それを聞いた相手にはなんのメリットもないことを覚えておいた方が良いですね。